ル・クープ・シュー(Le coupe chou)/新宿

新宿西口にある場末のビストロ。オープンは1977年と老舗中の老舗です。
店内は昔の喫茶店のようなレトロな雰囲気。カウンターの料理人たちが気持ちよく迎えてくれ、サービススタッフもテキパキと良く動く。何とも感じの良いお店です。
前菜はシメジとベーコンのフラン。キッシュの中身のフワフワな部分だけ取り出したような仕様であり、ベーコンの旨味と卵の滑らからさが実に良く合う。付け合わせの野菜たちもたっぷりでOCです。
パンならびにバターはあまり好きじゃありません。パンそのものが粉っぽい口当たりであり、バニラの香りもその粉っぽさに拍車をかける。まあこの好みは人それぞれでしょう。
長ネギのポタージュ。特大のお玉まるまる1杯分の大容量であり食べ応え抜群。ネギの甘味を完璧に活かしており、本日一番のお皿でした。
メインディッシュは鶏肉かスズキからのチョイスだったので前者を選択。なのですが、鶏肉から水分が飛んでおりパサパサした食感でイマイチ。エシャロットソースの調味も中途半端。ああ、やっぱりスズキのソテーにすれば良かった。
デザートはココナッツのブラマンジェ。ココナッツの風味が強く濃厚な味覚です。
 コーヒーを飲んでごちそうさまでした。
お会計は税込みで1,700円。この立地で、この料理構成でこの価格というのは見事な費用対効果です。メインやパンなど当たりはずれ好き嫌いはあるでしょうか、それらを超越するほどのカリテプリの良さがここにはある。新宿でランチをする機会があれば是非どうぞ。


食べログ グルメブログランキング

近所の店

関連ランキング:フレンチ | 新宿駅都庁前駅新宿西口駅