ファミレス風のボックスシートがいくつかという内装。カレー屋にしてはめずらしくカウンター席がありません。混雑時は相席の可能性あり。通し営業でヘンな時間に訪れれば余裕をもって座ることができます。
注文するが早いか提供されるコーンポタージュスープ(?)。クノール的な濃密さはなくサラっとした口当たりであり、コショウ(?)などのスパイスがきいています。非常に熱く量も多く身体が温まる。
さらに秒で提供されるカレー。フレーバーは海老でルーを大盛にしたのですが、ライスまでつられて大きくなっているようにも感じられます。独特の黒褐色のルーにふんわりと漂う甲殻類の香り。野菜などの具材は見当たらず、形が無くなるまで煮込まれているのでしょう。
なるほどビスクをカレー風味に仕上げたような味わいであり直線的に美味しいです。ライスは水分量が少なくボソっとした食感ではありますが、水分量の多いルーに合わせて食べるには丁度よい炊きあがりです。
卓上に福神漬けとラッキョウがあるのですが、恐らくは既製品の仕入れ品であり、いつかどこかで食べた味わいです。カレーの構成要素として重要なものであるため、もう少し凝って欲しいところ。
お会計は1,680円。美味しいのですが割高に感じました。カレーの種類はポーク・チキン・ビーフ・エビ・タンの5種類があり、それぞれ別々に煮込んであるため味が全て異なり全制覇に取り組みたいところですが、うーん、やっぱり高いなあ。
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「神保町はカレー屋が多い」とは聞いていましたが、想像以上にカレー屋だらけです。ワイキキのABCストアよりも多いかもしれません。ただしカレーといっても店によって芸風が全く異なり、まるで別ジャンルの料理に感じられることもしばしば。カレー屋だけに絞ってもバラエティに富んだ食生活を体現することができます。
- スープカレー屋 鴻(オードリー) ←ルーとハンバーグの味覚は本物。
- エチオピア ←ルーは絶品、豆サラダと野菜は上々、チキンは普通でライスはイマイチ。
- パンチマハル(Panchmahal) ←「料理最高、接客最悪」と名高い。
- 欧風カレー ボンディ(Bondy) ←野菜やフルーツ、乳製品がたっぷりと溶け込んでいる。
- まんてん ←メガ盛りカレーの聖地。
- アルテレーゴ(ALTER EGO) ←本当にこういう料理がしたいのかどうかが今後の論点。
- ラム ミート テンダー(LAMB MEAT TENDER) ←費用対効果がおかしいことなってる。
- スヰートポーヅ ←中華風ファストフード。
- 咸亨酒店(カンキョウシュテン) ←二日酔いのお粥はココ。
- ろしあ亭 ←ロールキャベツが旨い。
- みかさ ←プレミアム系焼きそばのパイオニア。
カレーにまつわる単語が辞典形式にまとめられ、知っていそうで全く知らないカレーエピソードがたくさん詰まっています。気合を入れてカレーを食べに行く前に目を通してから臨むと楽しさ倍増!