Hotel de Sal Cristal Samaña(クリスタルサマーニャ)/ウユニ(ボリビア)

ウユニ塩湖の入り口とコルチャニ村の中間地点にある塩のホテル。ウユニの街からは車で小一時間の距離にあたります。ウユニ塩湖近辺で営業している塩のホテルは4軒あるのですが、その中でも最も塩湖に近く、また最大規模であると言って良いでしょう。
外壁も内装も真っ白。全てが塩でできている、と言いたいところですが、実際のところは塩以外の素材も多用されているようであり、要所要所目につくところのみを塩でビルドしているそうです。
ホテル内には多種多様なオブジェが展示されており可愛らしい。こういったものはきちんと塩で造られています。
部屋に入りましょう。特別な指定をしたつもりはないのですが、部屋がびっくりするほど広い。おそらく70平米近くあるのではないでしょうか。ベッドカバーが日本の刑務所みたいな柄なのはご愛敬。
その辺にもたれかかると白いパウダーが服に付着し、おおー、本当に塩だと感激します。そんなナリながらもwifiはちょっぱやで、先進国のラグジュアリーホテルのそれと大差ない速度です。
バスルームも真っ白。水が貴重であるため洗濯はNG。見つかると罰金を取られます。また、ホテルそのものにもランドリーサービスは無く、ウユニで洗濯をする場合は街の洗濯屋を利用することになります。
ゲームルーム(?)。真っ白な塩の砂の上をサクサクと跳ねながら卓球やビリヤードを楽しむことができます。
小さいながらもフィットネスルームもあり〼。どの器械も白い粉を吹いていて大丈夫かいな。
朝が来ました。見渡す限りの荒涼とした大地。水は貴重、洗濯NGと言われても納得です。
ちなみに上記の窓を望む6畳ほどの小部屋が各部屋に付随するのですが、この部屋の用途がいまいちよくわからない。くつろごうとソファ(?)に腰かけても細かい塩が服にたっぷりついてしまいます。
朝食。ゲストの95%はアジア人であり、欧米系の家族が居心地悪そうに小さく食事
しているのが何だか可笑しかったです。
食事はビュッフェスタイル。僻地ということもあってか、食材に見るべきものは何もありません。
もっともらしく料理人がオムレツを焼いてくれるのですが、これまでの人生において最もオムレツづくりが下手な料理人でした。
こちらは夕食。朝食と同様にビュッフェ形式。ラグジュアリーホテルの食事としては世界最低レベルでしょう。日本の社食や学食のほうがまだレベルは上です。
入って瞬間こそはおおー、塩だ!と感激したものですが、実際に利用してみると使い勝手は良くなく、食事も不味い。過度な期待はせず、「塩でできたホテルに泊まった」という話のタネと割り切って利用しましょう。


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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。