クスコまとめ

インカの都、クスコ。アンデス山脈中の標高3,400mにある人口約30万人の街。ケチュア語で「へそ」を意味し、現在でもペルーで有数の都市のうちのひとつです。
アクセスはリマから空路で入るのが一般的でしょう。南米大陸にはエアライン専用のラウンジが殆どなく、プライオリティパスやダイナースなどの装備をもっていないとラウンジで寛ぐことができないのでご注意を。
日本の国際線ラウンジのように食事などは充実していません。唯一の目玉は地元のジュース「インカコーラ」があることぐらいか。
さてクスコに到着。海抜3,400mもの高さにあるため高山病に注意。私はそれ系の症状に強いほうですが、それでも時おりクラっとくるほどの高さです。上下の運動は控えめに、深呼吸は多めにお願いします。


■タンボ・マチャイ(Tambo Machay)
ここからは現地ガイドに連れられて郊外の遺跡へ。街よりもさらに標高は上の3,800m。日差しも強く見た目以上に過酷な観光地です。


■プカ・プカラ(Puka Pucara)
タンボ・マチャイすぐ近くにある遺跡。インカ時代の要塞だったと言われています。


■ケンコー(Qenqo)
こちらはインカ時代の祭礼場。事前知識が無いまま訪れればただの切り立った岩でしかなく、正直このあたりの観光スポットは面白くありません。


■サクサイワマン(Sacsayhuaman)
城砦、宗教施設、その双方を兼ねた建造物など諸説ありますが、結論が出ていない遺跡。毎年6月24日の太陽の祭り「インティ・ライミ」の会場であり、その日には何万人もの参加者が集まるそうな。


■アルマス広場(Plaza de Armas)
南米で最も美しい広場と評されるアルマス広場。スペイン式の街造りに抜けるような青い空。地元民と観光客が分け隔てなくゴロゴロとくつろいでおり、良い気が流れています。
マックやKFC、スタバなどグローバル・メガ・チェーンも多数出店しているのですが、そのいずれもが景観の統一を遵守しており、兎にも角にも美しい広場でした。


■12角の石
「カミソリの刃1枚すら通さない」と評されるインカの石材建築。なるほど確かに寸分の隙も無く石が積み上げられていることが多い。この12角の石は12人の家族や12ヵ月を象徴しているなどの諸説があるのですが、いずれにせよ幾何学的複雑さへの挑戦は尊敬に値します。


■サント・ドミンゴ教会(太陽の神殿)
インカ帝国時代は「太陽の神殿」として敬われ、黄金に包まれた夢のある建物だったのですが、スペイン人による征服後は金はすっかり取り払われ、土台を覗いて破壊されキリスト式の教会へと造り替えられてしまいました。ちなみに取り払われた金はスペインに持ち帰られたのですが、その量があまりに多かったためヨーロッパじゅうが金のインフレに陥ったそうな。


■La Retama
https://www.takemachelin.com/2020/01/cuscorest.html
アルマス広場に面したレストラン。全体としては手堅く観光客に向き合った店であり、外さない安定感があります。そんなに高くもなく景観も良いので、クスコ初心者であっても安心して楽しむことができるでしょう。詳細は別記事にて


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