店主は上野「デリー」の系譜である柏「ボンベイ」の元店長。デリーの代名詞でもある「カシミールカレー」が当店にも健在。その他、「赤のべっぴん薬膳カリー」「コリアンダー香る濃厚エビカリー」「牛スジカシミールカリー」などがオンリスト。私は「黒のべっぴんカシミールカリー」を注文。
12:30に店先に到着し20分以上待ち、さらに着丼まで7~8分を要したので、都合30分も待つことになりました。人気のほどが伺えます。ちなみに店主はワインビストロで働いたこともあるようで、ディナータイムのビストロメニューも気になるところです。
カレーソースはまさにデリーなサラサラスパイシー系。このメニューにおいて最もマイルドな辛さ4を注文したのですが、唇は焼け汗は吹き出しお腹がゴロゴロと泣き始めるレベルです。しかしながら単に辛いだけでなく実に複雑なスパイス使いであり、熟成された旨味も相まって傑作と評しても過言ではない味覚です。具材はチキン・ニンジン・ナス・オクラとシンプルな仕様でした。
ライスは日本米であり、平日ランチタイムは大盛り無料です。平たい皿に薄く盛り付けるため瞬で冷めてしまうのですが、辛い辛いカレーソースと合わせるには少し冷えたくらいでちょうど良いのかもしれません。
+100円でルーを追加し、お会計は1,100円。大満足の一食です。何というか、センスが良い。他の3種のカレーも試したくなるクオリティであり、さらにはディナーにも訪れたくなりました。オススメです。
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カレーって美味しいですよね。インドカレーも日本カレーも大好き。ただしそれほど詳しいジャンルではなく、スパイスマニアには逆立ちしても勝てないので、意外性のあるオススメカレーをご紹介。
- 酒肆ガランス/白金高輪 ←本格派。カレー屋は当店に修行しに来るように。
- ラ・ファソン古賀/代々木上原 ←予約必須。欧風カレーの最高峰。
- コチンニヴァース/西新宿五丁目 ←「なぜここに?」と住宅街に突如現れる本格派。
- SPICY CURRY 魯珈(ろか)/大久保 ←朝の7時から並ぶ必要のあるカレー。
- ケンゾーエステイトワイナリー /六本木 ←野菜が溶け込み甘さを感じる一方で、きちんとスパイスが立っている本格派。
- 香妃園/六本木 ←六本木で遊ぶのに知らないのはモグり。
- ホットスプーン(Hot Spoon)/五反田 ←カレーというより牛肉料理。
- 薬膳スープカレーシャナイア(Shania)/目黒 ←これ以上の住宅街は無いというほどの住宅街にある名店。
- 東洋軒/赤坂見附 ←和牛の脂のコクが凝縮され、果物の甘味で包み込み、スパイスでキリリと〆るブラックカレー。
- カレー&オリエンタルバル 桃の実/水道橋 ←マトンカレーが実に奥行きのある味わい。
- ボンディ(Bondy)/神保町 ←アタックとしては甘味。続いて穏やかな辛味が到来するという仕様。
- スープカレー屋 鴻(オードリー)/神保町 ←豚骨の旨味がクセになるカレー。
- エチオピア/神保町 ←ルーが絶品。豆サラダと野菜が上々。
- ディラン/新お茶の水 ←意外にも家庭的でゆるふわな味わい。
- スパイスボックス(Spice Box)/神田 ←日本人の口に合う本格派。ボリュームが心底満点。
- 印度料理シタール/検見川 ←千葉の僻地で大行列の超有名カレー屋。
カレーにまつわる単語が辞典形式にまとめられ、知っていそうで全く知らないカレーエピソードがたくさん詰まっています。気合を入れてカレーを食べに行く前に目を通してから臨むと楽しさ倍増!