私は怒っているフリをすることはよくあるのですが、心の底から憤るのは年に数回しかありません。例えば2019年につき、12月上旬までで腹に据えかねた事件は「借金を踏み倒された」「私と親しいと騙って行動され私の評判を下げた」の2度のみでした。しかしながら年の瀬も押し迫ったある日、怒り納めとも言うべきインシデントが発生。
伏線は8月下旬に遡ります。年に1~2回会う程度の何でもない関係の女から「来月あたしの誕生日だからお祝いしてょ」と連絡があり、行きたい店をリクエストされ(まあまあ高い)、加えて別口の彼女の誕生日会にも呼ばれ(ダルいから行かなかったけど)、つまるところ、独り身の彼女の心の隙間を埋める道具としていいように使われていたわけです。
さて11月、私の誕生月です。彼女と連絡を取り合う場面があったので「今月は僕の誕生月だからよろしくね」とLINE越しにジャブを打っておくと、見事に既読スルーされました。
自分の誕生日には散々タカっておいて何なわけ?と、この時点で軽くおこですが、さすがに誕生日当日には「お誕生日おめでとう。12月に入っちゃうけどお祝いしよ~」とメッセージが届きました。Facebookの誕生日通知機能で思い出しただけなのはバレバレですが、まあ、それぐらいは良いでしょう。12月中旬に会う約束となり、私がお祝いされる身ですから、お店選びは彼女に任せました。
それから再び通信は途絶え、会う前々日になっても集合場所・時間の連絡はありません。普通に困るのでこちらから問い合わせると「まだ予約していない」との回答。けっきょく直前になって新社会人が行くような居酒屋を指定され、堪忍袋の緒が切れました。ブチン。主文、被告人をブロックの刑に処する。
彼女の誕生日につき、こっちが勝手にお祝いしたのであれば、そのお返しが無かったとしても仕方がありません。しかし今回は私がタカられた身です。タカっておいて、既読スルーして、誕生日から1ヵ月近くも経って、直前予約で新社会人が行くような居酒屋は無いでしょう。他人の善意を悪用しているぶん、私にとっては借金を踏み倒すよりもタチの悪い行為です。彼女のウィキペディアに「返報性の原理」の項目は無いのか。
もちろん彼女にとって私などゴミ同然であり、適当にあしらって良い存在なのでしょう。しかしゴミだからといってそのへんにポイ捨てして良いわけでもありません。きちんと分別して適切に処分すべきです。
なので、もう、こういう事務処理が雑で恩知らずなスタイルの人たち、私に近寄って来ないでくれるかな。私は価値観が同じ者どうし身を寄せ合ってひっそりと生きていくので、私のことは放っておいて下さいお願いします。私の最も嫌いな言葉のひとつは「人脈」なのです。
こういう心理をインターネットを通じて全世界に公開するのは私が狭量で偏屈であることを宣伝することに他ならないのでなるべく避けたいのですが、それ以上に私は心穏やかに過ごしたいのです。よいお年をお迎えください。
人気の記事
- こういう心理をインターネットを通じて全世界に公開するのは私が狭量で偏屈であることを宣伝することに他ならないのでなるべく避けたいのですが、それ以上に私は心穏やかに過ごしたいのです。
- あるグルメな乞食の話
- 現役のCAに聞く、機内でCAをスマートにナンパする方法
- 実録!陸の孤島、成田空港からの脱出劇!
- 飛行機が欠航した際に気をつけるべき、たった1つのこと
- イケアの倉庫で絶望し、アイケアの配送に発狂した
- ファーストクラスで世界一周できたカラクリ
- ブラチェリア バーヴァ(braceria BAVA)/大門
- モテ男は複数の予約を入れておき、当日女の子に選ばせて、後はドタキャンするのがスマートという話
- 「男におごられっぱなしの女は風俗嬢以下だ」刃物でも抜くように夫は言った。
- 某高級鮨店において港区ババァが大暴走した話。
- 日本の男は皆ロリコン。フランスと日本のレストランを比較して抱いた違和感について。
- 悪いニュースと良いニュースがございまして、まずは悪いニュースから。貴店についての記事は書かせて頂きます。
- 高級レストランでナメられないためのマナー集
- もう疲れた。うどんが主食氏の事件について1日5回は聞かれる。
- 「東京タラレバ娘」状態に陥った女子を救うたった1つの方法
- 旦那の悪口を言う女は一生幸せになれない
- グルメブロガーの苦悩2017
- バレンタインに手作りチョコだけは勘弁して欲しい
- 「お代は結構ですから悪く書かないで下さい」とシェフに懇願された話
- 3ヶ月前にトラブった例の店からの電話が鳴り止まない
- 慶應生の逆襲、東京カレンダーへの報復
- ザ・レストラン by アマン/大手町
- 何そのクソブログ聞いただけで超読みたくねえ
- 麻布れとろ/麻布十番
- 若手のパリス・ヒルトンとBBQした結果www
- ミシュラン星付きレストランを200軒食べ歩いた私が成城石井でいつも買うもの
- UBERおよびLyftとタクシーの比較
「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。