店内はたくさんのテーブル席にぐるりと取り囲む座敷。少人数はテーブル、グループ客は座敷と自然な流れができていました。ローカル客多し。 メニューは丼物に汁物、チャンプル、すば、カレー。沖縄の一般的な定食屋のラインナップです。
一番人気の「煮付け」。沖縄で「煮付け」というと魚のそれではなく、おでん的な料理を指します。
三枚肉、ゴボウ、ジャガイモ、大根、コンニャク、ピーマン、昆布、ニンジン、卵焼き、ランチョンミート、天ぷら、サバと、ガルグイユもかくやという種類の食材が盛り込まれています。出汁がきいた醤油ベースの味わい。これだけ食べて650円というのはかなりの費用対効果です。
ライスは一一般的な定食屋の味覚です。沖縄らしく量は多め。
味噌汁と思いきや、沖縄そばでした。出汁が強く相当旨い。次回はフルサイズのそばにチャレンジしたくなりました。
もういひとつの目玉商品である「カツカレー」。ウコンでも入ってるのか真っ黄色なカレーであり、粘度が高くシチューのような触感。スパイスのかけらもなく、ブラインドで食べればカレーとは気づかないほど。美味しくないを通り越して不味かった。
ライスの量は多く1合近くあります。カツの味わいはスーパーの総菜レベルであり、旨くも不味くもありません。そうそう、「カツ丼」は丼に盛られたゴハンの上に野菜炒めがのり、その上にトンカツがのっかって、とんかつソースをかけて食べるという斬新な仕様でした。
「県内最強の煮付け」という前評判はその通りであり、沖縄通を自称するのであれば必食と言ってよいほどのレベル。ただしカツカレーは絵的には面白いですが味わいは先述の通りです。迷うことなく煮付けを頼みましょう、迷うことなく煮付けです。大事なことなので二度言いました。
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1年で10回沖縄を訪れることもあります。1泊15万円の宿から民宿まで幅広く手がけています。
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