当店はラム肉専門店なのですが、ランチタイムは牛肉ならびに豚肉の取り扱いもあります。昼食時のメニューは「ローストビーフ」「ローストポーク」「ラムカレー」の3種のみであり、ランチタイムに限っては羊よりも牛豚連合軍のほうが幅をきかせていました。
厨房をぐるりと取り囲むカウンター席に、テーブル席もたっぷり。50~60席はあるでしょうか、ディナー時にちょっとした宴会もできそうです。厨房中央にある焼き台で次々に焼かれていく肉塊たち。カウンター席であれば目からも美味しい。
私は「ローストビーフ」を注文。まずは澄んだスープが届き、素朴ながら味が濃く、食欲を刺激してくれます。水はジョッキでの提供であり、全てにおいて豪快。
サラダが到着しました。これはメニューには載っていない裏技。通常はライスがつくのですが、それをサラダに変更することができるのです。ローカーボの方は是非どうぞ。ハイカーボな方はライスの大盛が無料なので存分に太ってください。
お待ちかね、ローストビーフです。目測で150~200グラムはあるでしょうか、1,000円を切るランチとしては途轍もないボリューム感です。
ローストビーフだけでなく、ロースト手羽元もついてきます。どんだけ肉を食わす気なんやこの店は。また、私は別皿でサラダを頂きましたが、デフォルトでもかなりの量の野菜が付きます。
牛肉は一旦ローストした後にスライスし、仕上げに断面を炭火で焼いています。ローストビーフというよりもバーベキューといった風情。値段が値段なだけに肉の品質はそれなりですが、それでも費用対効果を考えれば凄まじい企業努力と言えるでしょう。下に敷かれたポテトは冷凍モノですが、この値段なのだから多くは望むまい。
食後はテイクアウト用のコーヒーまで無料で付けてくれます。以上でお会計は税込み950円。1,950円だったとしても納得の一食です。この姿勢でやってくれるのであれば、ディナーの満足度も間違いなく高いでしょう。次回は夜に、山ほどのラムを食べに行きたいと思います。オススメ!
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「神保町はカレー屋が多い」とは聞いていましたが、想像以上にカレー屋だらけです。ワイキキのABCストアよりも多いかもしれません。ただしカレーといっても店によって芸風が全く異なり、まるで別ジャンルの料理に感じられることもしばしば。カレー屋だけに絞ってもバラエティに富んだ食生活を体現することができます。
- スープカレー屋 鴻(オードリー) ←ルーとハンバーグの味覚は本物。
- エチオピア ←ルーは絶品、豆サラダと野菜は上々、チキンは普通でライスはイマイチ。
- パンチマハル(Panchmahal) ←「料理最高、接客最悪」と名高い。
- 欧風カレー ボンディ(Bondy) ←野菜やフルーツ、乳製品がたっぷりと溶け込んでいる。
- まんてん ←メガ盛りカレーの聖地。
- アルテレーゴ(ALTER EGO) ←本当にこういう料理がしたいのかどうかが今後の論点。
- ラム ミート テンダー(LAMB MEAT TENDER) ←費用対効果がおかしいことなってる。
- スヰートポーヅ ←中華風ファストフード。
- 咸亨酒店(カンキョウシュテン) ←二日酔いのお粥はココ。
- ろしあ亭 ←ロールキャベツが旨い。
- みかさ ←プレミアム系焼きそばのパイオニア。
カレーにまつわる単語が辞典形式にまとめられ、知っていそうで全く知らないカレーエピソードがたくさん詰まっています。気合を入れてカレーを食べに行く前に目を通してから臨むと楽しさ倍増!