長一楼(ちょういちろう)/石垣島

11月下旬に予想外の台風が発生しダイビングが全て中止に。暇になってしまったので石垣島在住の女の子にメッセージを送ると、仕事を抜けてランチに付き合ってもらえることになりました。何ていい子なんだ。
指定を受けたお店は「長一楼(ちょういちろう)」。ランチ千円前後の定食屋ながら、緑の生い茂ったアプローチを抜けていく演出には心が躍ります。
テーブル席にカウンター、座敷と店内は結構広い。新城長一シェフは高校卒業後、大阪の料理店で腕を磨き、30代半ばで石垣に戻りホテル日航八重山の料理長を務めました。
最高値1,350円の「長一楼定食」を注文。ウヮオ、これはすごいボリュームだ。連れは「魚フライ定食」なのですが、そちらも野菜たっぷり魚たっぷりのしっかりした定食。「フライ、一個、いる?」と彼女。何ていい子なんだ。
刺身はイカに白身(?)にサーモン。イカがネットリとした舌ざわりで美味。
揚げ出し豆腐。コチラの豆腐はガッシリとした組織を持つ豆腐を用いるため、おっかなびっくり食べる必要がないのがいいですね。
揚げたての天ぷらもたっぷり。エビなんて2本も入ってます。
これは鶏肉をラフテーっぽく煮付けた料理でしょうか。味がよく染み込み、皮目の脂と共に酒が欲しくなる味わいです。
おかずに負けずライスの量もたっぷり。つい数時間前に朝食をしっかり摂ったばかりだというのに、全てを平らげてしまう自分が怖い。暇は人を太らせる。
味噌汁が美味。カツオの出汁がしっかりときいており、私の好きな方向性のスープです。
もずくも沖縄らしく1本1本が力強い仕様です。
食後にアイスコーヒーまでついてきました。いやはや、これだけの量を食べて1,350円というのは実に割安。
居心地も良く、素敵なランチでした。沖縄らしさや美食を追求した味わいというわけではありませんが、しっかりと食べれて外さないという意味では良いお店です。近所にあったらリピしそう。今度は夜に飲みに来てみたいな。


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1年で10回沖縄を訪れることもあります。1泊15万円の宿から民宿まで幅広く手がけています。
TACが世に出した一風変わった沖縄本。もはやガイドブックではなく参考書の域です。非常に情報量が多く、かつ、うまく整理されており読みやすい。大判ではないので持ち歩きやすいのも素晴らしいです。オールカラーの割に高くない。数多ある沖縄ガイドブックの中では突出した存在です。

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