店内は落ち着いた雰囲気。子連れも大歓迎という方針であり、個室もあって上手く対応している模様。1人向けのカウンター席もあって使い勝手良し。
酒は高く、小さなグラスの生ビールが780円です。焼肉は暴力的な食事であるためある程度バカスカ飲みたいので、酒飲みにはちょっと辛い価格設定です。
名物のセンマイ刺し。グロく見えることが多い料理ではありますが、当店は黒ゴマプリン的な爽やかな味わいであり、味覚もクセが全く無く美味しかった。
タンスジ(だっけ?)。タンの一部位なのでしょうが、一般的にキレイなタンよりも歯ごたえが良く、旨味も強く感じました。
ハラミはコレがハラミかと驚くほど柔らかい。バベットステーキとしてハラミを食べる機会の多い私ですが、同じ食材とは思えないほどの透き通った柔らかさがありました。
カルビはいくつかのランクがありましたが、一番安いモノでこの脂の多さです。ひょろりと炙っただけで艶やかな舌ざわりに変貌し、1,000円かそこらのカルビとしては最高峰の味わいでしょう。
ちなみに店主はタレにもきちんと敬意を払っており、1皿1皿丁寧にラッピングされたプレゼンテーションが記憶に残りました。
自家製の無農薬レモンサワーを注文。が、レモンの量は少なくその殆どは氷であり、直接材料費は一体いくらなんやと問いかけたくなる1杯でした。
上ミノも美しく質が良い。丁寧に切りそろえられた肉はもちろんのこと、もみ込まれたタレもスパイシーで美味。
レバーも生のままイってしまいたいほどクリアな味わいであり、焼肉屋で食べる焼レバーとしてはトップクラスの美味しさでした。
山椒サワーという面白い酒があり、なるほど山椒の風味が焼肉に不思議と合います。が、やはりコップ内部の殆どは氷であり、当店におけるアルコールは鬼門と言って良いでしょう。
〆に冷麺。上品なスープに歯ごたえのある麺。付け合わせのキムチまできちんと美味しく、コレ1杯が1,000円でビールが780円であれば迷わず冷麺をおかわりしたくなります。
軽く飲み食いしてひとりあたり6,500円でした。肉の美味しさは間違いないのですが、総合的な支払金額は2割ほど高く感じました。成人男子が本気で飲み食いすれば1.5万円ぐらいはかかりそうな気配があり、それでも十番で上質な焼肉を本気で食べてその値段ならまあそんなもんかなあという印象。量より質を追求する焼肉ラヴァーの方はどうぞ。
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麻布十番は隠れた焼肉激戦区。突出したお店は無い一方で、優等生が多い印象です。
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- 叙々苑 ←欠点が何一つ見当たらない。
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- ブルズ ←半個室なのでのんびりできる。
- 山本牛臓 ←サムギョプサルが良い。レタスとエゴマはお代わり無料♪
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- 大邱家(タイキュウヤ) ←常に空いている理由。
- 純豆腐 田舎家 ←店員含め本格派。
- 三幸園 ←ランチの焼肉丼が特徴的。
- 栄来亭 ←創業は1965年、麻布十番で初めてできた焼肉屋。
- 花十番 ←+220円でユッケジャンスープがお買い得。
- Kintan ←雑穀米が美味しい。
- 一番館 ←何この量!?カンナムスタイルかよ。
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