昼から夜への通し営業で、ランチがお得とかはないので何時でも気軽にお邪魔できます。いずれのカレーも千円前後と強気の価格設定。ライスの大盛でも追加料金を徴収するあたり矜持を感じました。
1階はカウンター席中心、2階はテーブル席中心。カレーなので回転が速いと思いきや、注文を受けてから一皿づつ作業に着手するため結構時間はかかります。
場つなぎに出されるのがジャガイモとマーガリン。おかわり自由とのことですが、これが全然美味しくない。意図が不明のアミューズでした。
カレーは0~70倍と辛さを選ぶことができるのですが、0倍ってどういうこっちゃねん、という無粋なツッコミは心の中に留めておきましょう。私は辛い料理の味は好きなのですが、内臓がついてこないので、まずは0倍でお願いしました。
+190円の追加で「インド豆のサラダ」を注文。ひよこ豆にレンズ豆に他は何かなあ。ツナとスパイスで味わいを強めており、量もたっぷり。満足度の高い190円です。
「チキン+野菜カリー」にルーを大盛りにしてもらいました。なるほどスパイスが強い。カレーという液体を食べているというよりはスパイスを食べているかのような感覚であり、ちょっとぐらいならマジでサプリだから的に中毒性の高い食べ物です。
ただただスパイシーなだけでなく大量の野菜が溶け込んでいるかのような甘味も感じられ、奥行きのある味わい。
しかしながらライスや福神漬けの取り扱いは雑ですね。ライスの量こそは多いものの、そのへんの定食屋で食べる白米と大差なく、食事の半分を賄う構成要素としてはもう少し凝るべきでしょう。福神漬けも恐らくは既製品であり意識低い系です。
そういえばチキンの味わいも中くらいでした。総合すると、ルーは絶品、豆サラダと野菜は上々、チキンは普通でライスはイマイチという並び。結論としてはルー大盛りの野菜カレーに豆サラダを付けるのが良いような気がしました。でもエビカリーも気になるなあ。
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- 酒肆ガランス/白金高輪 ←本格派。カレー屋は当店に修行しに来るように。
- ラ・ファソン古賀/代々木上原 ←予約必須。欧風カレーの最高峰。
- ミシュラン星付きレストランを200軒食べ歩いた私が成城石井でいつも買うもの ←お惣菜カレーではトップクラス。
- ケンゾーエステイトワイナリー /六本木 ←野菜が溶け込み甘さを感じる一方で、きちんとスパイスが立っている本格派。
- 香妃園/六本木 ←六本木で遊ぶのに知らないのはモグり。
- ルソイ/目黒 ←インドやスリランカまでスパイスを買い付けに行くカレーマニアが太鼓判。
- 東洋軒/赤坂見附 ←和牛の脂のコクが凝縮され、果物の甘味で包み込み、スパイスでキリリと〆るブラックカレー。
- スパイスボックス(Spice Box)/神田 ←日本人の口に合う本格派。ボリュームが心底満点。
- 印度料理シタール/検見川 ←千葉の僻地で大行列の超有名カレー屋。
- ウルトラチョップ/麻布十番 ←ごはんで食べないカレー。おかわりするレベル。
- コチンニヴァース/西新宿五丁目 ←「なぜここに?」と住宅街に突如現れる本格派。
カレーにまつわる単語が辞典形式にまとめられ、知っていそうで全く知らないカレーエピソードがたくさん詰まっています。気合を入れてカレーを食べに行く前に目を通してから臨むと楽しさ倍増!