カリーライス専門店エチオピア/神保町

世界一のカレー激戦区、神保町。中でもトップクラスの人気を誇るのが「エチオピア」。あれ?エチオピアってアフリカじゃなかったっけ?なのにカレー?というのは当然の疑問ですが、何でも元々は喫茶店でエチオピアコーヒーが自慢だったそうで、脇役のカレーに火が着いたためカレー屋として再出発したそうです。秋葉原、御茶ノ水、高田馬場にも支店あり。
昼から夜への通し営業で、ランチがお得とかはないので何時でも気軽にお邪魔できます。いずれのカレーも千円前後と強気の価格設定。ライスの大盛でも追加料金を徴収するあたり矜持を感じました。
1階はカウンター席中心、2階はテーブル席中心。カレーなので回転が速いと思いきや、注文を受けてから一皿づつ作業に着手するため結構時間はかかります。
場つなぎに出されるのがジャガイモとマーガリン。おかわり自由とのことですが、これが全然美味しくない。意図が不明のアミューズでした。

カレーは0~70倍と辛さを選ぶことができるのですが、0倍ってどういうこっちゃねん、という無粋なツッコミは心の中に留めておきましょう。私は辛い料理の味は好きなのですが、内臓がついてこないので、まずは0倍でお願いしました。
+190円の追加で「インド豆のサラダ」を注文。ひよこ豆にレンズ豆に他は何かなあ。ツナとスパイスで味わいを強めており、量もたっぷり。満足度の高い190円です。
「チキン+野菜カリー」にルーを大盛りにしてもらいました。なるほどスパイスが強い。カレーという液体を食べているというよりはスパイスを食べているかのような感覚であり、ちょっとぐらいならマジでサプリだから的に中毒性の高い食べ物です。

ただただスパイシーなだけでなく大量の野菜が溶け込んでいるかのような甘味も感じられ、奥行きのある味わい。
しかしながらライスや福神漬けの取り扱いは雑ですね。ライスの量こそは多いものの、そのへんの定食屋で食べる白米と大差なく、食事の半分を賄う構成要素としてはもう少し凝るべきでしょう。福神漬けも恐らくは既製品であり意識低い系です。
そういえばチキンの味わいも中くらいでした。総合すると、ルーは絶品、豆サラダと野菜は上々、チキンは普通でライスはイマイチという並び。結論としてはルー大盛りの野菜カレーに豆サラダを付けるのが良いような気がしました。でもエビカリーも気になるなあ。


食べログ グルメブログランキング

関連記事
カレーって美味しいですよね。インドカレーも日本カレーも大好き。ただしそれほど詳しいジャンルではなく、スパイスマニアには逆立ちしても勝てないので、意外性のあるオススメカレーをご紹介。

カレーにまつわる単語が辞典形式にまとめられ、知っていそうで全く知らないカレーエピソードがたくさん詰まっています。気合を入れてカレーを食べに行く前に目を通してから臨むと楽しさ倍増!