大きな壁があり解放感には欠けるものの、ルーフトップバーです。日本は海外に比べるとルーフトップバーそのものの存在が限られているので貴重と言えるでしょう。9階とそれほどの高さではありませんが、目の前が線路であり景色が開けているので眺望は良い。その時、雨が降ってきました。人生そんなもんである。
他の客人も含め全員が店内へ避難。6席ほどのカウンターにハイテーブルがいくつかと、それほど大きなバーではありません。143室のみのスモール・ラグジュアリーであるため、この程度のサイズ感でちょうど良し。
20時まではハッピーアワーで全てが半額という大盤振る舞い。カクテルは定価が1,300円前後であり、シャンパーニュなど高い系のお酒は2,000円ほど。ラグジュアリーホテルのバーとしては安い部類に入るでしょう。そして、くどいようですが、20時まではここから半額なのである。
全てが半額と申し上げましたが、何とフードも含めて半額です。あまりに雑な価格設定にわろてまう。このあと我々は食事の予定があったのですが、それでもやはり注文せずにはいられません。
唐揚げは味付けがかなり濃く、ゴハンと味噌汁が欲しくなるレベルです。ところで当館はゲストの殆どが外国人というのが面白いですね。普通に聞こえてくる言葉は英語であり、ちょっとした海外旅行気分を味わえます。
唐揚げにはビールと相場が決まっています。きちんとメンテナンスされたビールサーバーから丁寧に注がれる生が絶品。加えて定価が600円というだけでも安いのに、ここから半額でラストプライスは300円。鳥貴族級の破壊力である。
バーテンダーのあんちゃんには雰囲気があり、きさくでフレンドリー。客層含め、大変居心地の良い時間を過ごすことができました。ハッピーアワーは非常識なお得さであるため論外として、普通の価格設定であっても実にリーズナブルなバーです。田町あたりで食事した後の2次会でも使えそう。オススメです。
関連記事
ホテルでの食事は割高ではあるのですが、サービスも味も大きく外すことは無いので安定枠として確保しています。その中でも私のお気に入りは下記の通り。
- ザ・レストラン by アマン/大手町 ←全てが開放的で健康的
- KASA(カサ・プルマン東京)/田町 ←専業主婦のたまり場
- ニューヨーク・グリル(パーク・ハイアット東京)/都庁前 ←食べ放題なのに食べ放題クオリティではない
- ジランドール(パーク・ハイアット東京)/都庁前 ←ランチステーキがお得
- ピークラウンジ(パークハイアット東京)/新宿 ←21時までであれば6,000円チョイで飲み放題という大盤振る舞い
- キュイジーヌ[s] ミッシェル・トロワグロ/都庁前 ←滞在時間4時間。泥酔。
- アジュール フォーティーファイブ(リッツカールトン東京)/六本木 ←ドレスコードを守る価値がある。
- モダンビストロ タワーズ(ザ・リッツ・カールトン東京)/六本木 ←リッツというブランドと雰囲気を食べる店
- ザ・ロビーラウンジ&バー(ザ・リッツ・カールトン東京 )/六本木 ←「WOWバーガー」13,000円(税サ別)
- レストラン・ブリーズ・ヴェール ←天空のレストラン。ランチの危ない開放感。
- ステラガーデン/芝公園 ←東京タワーが0時に消灯する理由
- ケシキ(K’shiki・マンダリンオリエンタル東京)/三越前 ←抜群の眺望を誇り、床から天井まで一面の大きな窓から息をのむような東京の絶景
- シグネチャー/三越前 ←絶対に外さない、非の打ち所の無いレストラン
- あらし山吉兆/洞爺湖 ←吉兆の技術と北海道の素材が調和。
- レ セゾン/日比谷 ←ジビエジビエジビエ!
- ラベ/西梅田 ←クラシックなフレンチ、正統派
ホテル業界の神と随一のマーケターの共著。サービスする側/される側の両視点があり、「ホテルマンが感動するお客さま」「少しでもお得に、上質な部屋に泊まる方法」などの話題も興味深いです。