ファミレス風の雰囲気。というかコカ・コーラのジュース飲み放題マシーンなどもおかれており、ファミレスそのものです。しかしBGMはハワイアンテイストであり、ゴールを何処に設定しているのかが不明。
「ワイナリー&リゾート」なので、さあここで作ったワインを飲もうとリストをみると、6本中4本が売り切れていました。しかしこのワインは目と鼻の先(写真右の建物)で造っているはず。ここで売り切れてどこに売りに出すというのだ。
仕方なく在庫があるうちの泡を1本。しかしながら甘味の目立つものであり、食中酒としてはやや厳しい。
お刺身は抜群に美味しい。カンパチ、ミズイカ、イサキ、キビナゴ、カツオ。白眉はカツオ。こんな色の(写真のブリっぽいやつ)カツオを見るのは初めてであり、食感も味わいもカツオとは全く異なる。うーん、これ、ほんとにカツオなの?
箸休め(?)的なポジションに最初から置かれていたイカとウニ(?)。それぞれの味わいは中くらいですが、九州地方特有のあまーいお醤油をたっぷりつけて食べれば中々に先の泡とよく合う。
サザエのパイ包み焼き。突然にヒネってこられて困惑しました。パイのシートは人工的な味覚で深みに乏しく、内側のチーズの質も良くない。これなら素直に醤油と酒でやっちゃったほうが良いのになあ。
お魚をしゃぶしゃぶで。悪くない試みですが、出汁にそれほど思い入れが感じられず、これならやはりわさび醤油で食べてしまったほうがよかったかもしれません。
五島牛のステーキ。これもイマイチですねえ。肉は全くと言ってよいほうど美味しくなく、フォルクスのステーキのほうが質は良い。ソースもマックの照り焼きソースを水でのばしたようなユルい味であり、これならやはりワサビ醤油で食べたほうがマシというもの。ジャガイモのクオリティは悪くなかった。
唐突に天ぷら。まだまだおなかに余裕があったので嬉しいのですが、食事のストーリー性は見えません。味は夢庵のそれと同等です。
お食事はキッチリ炊かれた白米にマグロとカンパチの漬け、とろろ。これは美味しいですね。日本人であれば誰もが安心して食べることのできる万人受けする味わいです。お味噌汁の出汁が強くさつま揚げ(?)が具材として入っているのが印象的でした。
デザートはマンゴープリンにフルーツを盛り付ける。悪くはありませんが、コンビニのそれと同等の味わいです。
離島の宿泊施設の夕食としては、まあ、こんなもんでしょうか。とは言え八丈島「タルタルーガ」に比べると地価と人件費は安い割に食事のクオリティも低く、一方で料金は高いことを考えると説明がつきません。いっそのこと、ひたすら刺身を出すなどの一点突破戦略のほうが光明が差す気がしました。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。
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