五島コンカナ王国ワイナリー＆リゾート／五島（長崎）

元々は「ノルディスク ヴィレッジ五島（Nordisk Village Goto Islands）」という、北欧のアウトドア用品屋と藤田観光とのコラボグランピング施設に予約を入れていたのですが、予約後の対応が大層イケていなかったのでキャンセル。代打、「五島コンカナ王国ワイナリー＆リゾート」です。
一応「王国」という位置づけであり、チェックインは「入国管理」というプレイなのですが、このダサさは何でしょうか。奥にあるコインロッカーとか超いらないじゃん。加えて売りであるはずの「鬼岳温泉」は故障中か何かで現在は水道水を沸かしているとのこと。それならそうと、事前に連絡しておくべきでしょう。ホウレンソウすらできないサービスレベルです。
部屋へとご案内。グーグルをweb2.0とするならば、当館はリゾート0.2です。2～3世代は古いテイストでありテンサゲです。
部屋が絶望的にダサい。このセンスの無さは狙っても出せないものであり、地域性なのか運営会社によるものなのか徹底的に議論してみたいところです。
シーツに血の跡があるとか宿泊施設として超いやだ。部屋も黴臭い。
ライティングデスクはなく、wifiもなく、あるのは1世代前のテレビのみ。
大浴場はあるとは言え、バスルームも田舎のダメなビジネスホテルレベル。そうそう、申し遅れましたが、今回は1泊40,000円の予約ですからね。
敷地内にある、当リゾート目玉「五島ワイナリー」へと訪れる。しかしながら見学ツアーといった洒落たアクティビティは用意されておらず、外から写真を撮ろうとしたら「写真はNG」と怒られる始末です。写真撮られるのが嫌なら他所でやれ！ここは「ワイナリー＆リゾート」だぞ！
ちなみに宿泊者は1杯のみ試飲無料とのことだったのですが、なぜかその試飲ワインがフランス産のワインであったり、山梨のぶどうジュースであったりと、一体このワイナリーは何処へ向かおうしているのか。ここではないどこかへ。
プールとカフェの造りは中々にオシャレです。ただし客が少なすぎるためかクローズド。あの、僕たち、一応ハイシーズンの8月にお邪魔しているのですけど。
リゾートウエディングに対応とのことでチャペルもありました。しかしながら外壁は剥げ落ち通路（？）にも雑草が涌いており、五島くんだりまで来てこのクオリティだと列席者としてはきっと色々思うことがあるでしょう。
雨が降ってきました。まるで私の心の写し鏡です。ディナーの時間になったので夕食会場へ。詳細は別記事にて。
ちなみに朝食も同じ会場。五島の食材を多用した和が中心の朝食であり結構美味しい。ゆうべの刺身の漬けが食べ放題で、それと湯がいたブロッコリーを合わせて食べるのがマイブーム。
壊滅的なリゾートでした。もちろん1泊数千円の安宿であれば多くは求めませんが、当館は1泊4万円近くする九州では最高級に位置づけられる宿泊施設です。あら捜しをせよと命じられれば1時間で100個は指摘点を見出す自信がある。普段どれだけ恵まれた旅行生活をおくっていたかを改めて感謝させてくれるホテルでした。


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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。
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