山河魯肉飯/台中(台湾)

ブルータスの台湾特集が素晴らしい。台湾の「今」が的確にまとめられており、今回の台湾旅行のきっかけのひとつです。その中で取り上げられていたのが当店「山河魯肉飯」。
台中は第二市場のカドにある魯肉飯専門店。台中駅からは歩いて10分ほどです。市場の中には沢山の飲食店が入居しているのですが、当店がダントツで行列に常時接続しているので、ドコかはすぐにわかるでしょう。
魔女よろしくグツグツと豚肉を煮込むアデージョたち。英語は全く通じませんが、写真を指差し適当に頷いておけば、たぶん注文できるでしょう。オーダーを済ますとお会計場所に周るように促されるので、そこでお金を支払うと、交換で料理を手渡されます。
スペシャリテの「魯肉飯」に夏季限定のスープ。ふたつ合わせて300円程だった気がします。
一般的に「魯肉飯」は肉そぼろかけゴハン的な仕様であることが殆どですが、当店は三枚肉の角煮をデンデンとふたつ白米にのっけます。角煮は東京の沖縄料理屋であれば1,000円はくだらない量と質。他方、ライスはグズグズでイマイチ。角煮を食べる料理だと割り切りましょう。
夏季限定のスープは謎。モロヘイヤのようにヌルりとした食感に加えて苦味が感じられます。調味は極めて薄く苦味ばかりが前面に出て、イマイチを通り越して不味かった。途中、サツマイモ?カボチャ?が登場し癒し系。
色々と書きましたが、支払い金額を考えれば費用対効果は抜群です。近所にあれば間違いなく通いたい。もちろん数百円という価格を考えればクオリティに限りはあるので、過度な期待はせずに訪れましょう。


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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。

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