物腰の柔らかいマダムに出迎えられ、まずは飲み物を注文。暑い1日だったので、まずはビールで乾杯します。
圧巻の黒板メニュー。30席弱のハコでこれだけのアラカルトメニューを揃えられるのは物凄まじい料理人魂です。マダムと相談しながら旨そうな料理を自由自在にチョイス。
お魚のグリルマリネ。1尾はカマス、もう1尾はサヨリです。マリネ液の酸がバリバリに強く、真夏の夜の1皿として最適。可食部はやや少なく、もう1匹あってもよかったかも。
アクアパッツァも豪快に丸々1匹。貝やオリーブ、トマト、魚をチョイチョイ摘まみながらクイクイとワインを飲む。中々に量が多く、息の長い1皿です。加えて様々な魚介類から染み出たエキスが何よりのごちそう。ライスを注文しておじやにしたくな。
ハウスワインは500円~と良心的。カラフェで注文しガブガブ飲める価格帯であり、イタリア本国の食堂で自由自在に飲み食いするような錯覚を覚えました。
「レモン豚のグリルステーキ」は300グラムと特大サイズながら2千円を切ってきました。これは、安い。しかしながら見た目以上に脂身が多く、ふたりで食べるには胸が重くなる。もっと大勢で訪れて注文すべき1皿でした。
結構飲んで、お会計はひとりあたり6千円程度。費用対効果は抜群です。当然に大人気のお店であり、ディナーは当然のこと、ランチであっても場面で予約が必要になるそうな。良く飲み良く食べるお友達と一緒にどうぞ。
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イタリア料理屋ではあっと驚く独創的な料理に出遭うことは少ないですが、安定して美味しくそんなに高くないことが多いのが嬉しい。
- ヴィラ・アイーダ(Villa AiDA)/岩出(和歌山) ←我が心のイタリアン第1位。
- TACUBO(タクボ)/代官山 ←ポイントは二番手の存在。
- リストランテ カッパス(Ristorante kappas)/表参道 ←コスパ抜群。質実剛健。
- プリンチピオ ←こんなに有意義な6,800円があるか?
- ポンテ デル ピアット (PONTE DEL PIATTO)/広尾 ←少量多皿でどれも旨い。
- アッピア/広尾 ←客の注文力が試される偉大な店。すごく高いのが難点。
- RISTORANTE YAGI(リストランテ ヤギ)/代官山 ←都内の予約の取れないイタリアン・レストランの代名詞となる日も近い。
- リストランテ・オステリア/六本木 ←ベーシックにすごく美味しい。誰もが納得。
- サローネ2007/元町 ←ランチのポモドーロは絶品。グラム数が指定できるもの最THE高。
- トラットリア アマルフィターナ ←精神的にも費用対効果も本物のトラットリア
- ロッツォシチリア/南麻布 ←雰囲気良く客のレベル高し。ウイキョウのパスタが秀逸。
- カーザヴィニタリア/麻布十番 ←ゴージャスな店内と落ち着いた雰囲気。そのくせ高くない。
- アクアパッツァ/広尾 ←日本人向けイタリアン。誰が食べても納得の味わい。
- アンビグラム/広尾 ←肉塊に喰らいつく幸せ。やや割高なのが難点。
- サーラアマービレ/銀座 ←ランチのフリーフローがお得。
日本のイタリア料理の歴史から現代イタリアンの魅力まで余すこと無く紹介されており、情報量が異常なほど多く、馬鹿ではちょっと読み切れないほどの魅力に溢れた1冊です。外食好きの方は絶対買っておきましょう。