なのですが、外観はちょっとダサい。外壁に所々ボロが感じられ、下手をすると日本の国民宿舎とそう変わらないレベルです。エクステリアはちょっとサゲ。ちなみに太魯閣への観光の拠点「花蓮駅」からホテル専用のシャトルバスが出ています。所要時間70分。前もって予約しておきましょう。
館内に一歩足を踏み入れると、なるほどラグジュアリーリゾートの雰囲気がビンビンに伝わってきます。視界の中には常に誰かが掃除しており、今まで訪れた台湾の建物の中で最も清潔に感じました。チェックイン時にもちろん英語は通じるし、何なら日本語もチョイチョイいけます。
ピピピピと鳥の声がするなあと目をやるとカナリヤが飼われていました。鳴き方と鳴き声にバリエーションがあり、ずっと眺めていても飽きません。深呼吸するとめっちゃカラダ膨らむねんで。
案内された部屋はワンルームではありますがめちゃんこ広い。恐らく70平米前後でしょうが、仕切り壁など視界を遮るものが何もないので心理的にとても広く感じます。
テレビは地上波だけでなくYouTubeなどの各種ネットアプリにも接続可能。ライティングデスクは武骨ではありますが欠点もなし。wifiはチョッパヤです。
テレビには1億円は入りそうな巨大な金庫に飲み物。冷蔵庫の飲み物は自由に飲んで良いのですが、コーラなど砂糖水系飲料が殆どです。
バスルームも広く、とにかく仕切りが無い。
つまり洗面所もトイレもシャワーもバスタブもシームレスに繋がっているため、誰かがひとつでも使用するとその他のゲストは何も使えなくなってしまいます。これだけ広いのだから、せめてトイレだけでも分けて欲しいところ。
館内巡りスタート。うーん、やっぱり外観ダサいよなあ。なんか学校みたい。
なんと!屋上にはテニスコートがありました。テニスコートがあるホテルって久々見たなあ。
また、テニスコート近くには立派な花壇があり、蝶々が山ほど舞っています。日本で見ることのない柄ものものが多く、思わず見入ってしまいました。
こちらは焚火の広場。夜はコチラで原住民音楽のコンサートが催されます。
屋上プール。ちょうどこの時、地下の屋内プールで子供向けのイベントが開催されていたためガラ空きでした。緑豊かな渓谷の中にあるプールもオツなものです。
せっかくなのでプールサイドのデッキチェアでカキ氷でも食べようと2種類注文すると「1人1杯はトゥーマッチ」とのアドバイスを頂戴したので、1杯のみオーダー。
なるほどこれはトゥーマッチである。台湾の一般的なカキ氷の3~4杯はあろうかというボリュームであり、マンゴーに至っては5個は投入しているのではなかろうか。付け合わせはセミドライのマンゴーであり、この日世界で最もマンゴーを食べた人間は私に違いない。
あまりに大きいので食べるのにも時間がかかります。氷が徐々に溶けていきスムージーへと形態が変化していくのですが、これもまた美味しい。
おやつの後は運動です。こちらはヨガ広場。とにかく広い。時間帯によってはレッスンなども開催されます。
フィットネスセンター。器具は必要最低限といったところ。ガラス窓が広く太魯閣の渓谷を眺めながらの運動もまた一興。
地下の室内温水プール。この時間帯は子供向けの「浮かびながら映画を観よう!」のプログラムが開催されており、皆、思い思いの浮き具をつけて映画を観ていました。もちろん大人の参加もOK。
単なる四角いプールなのですが、映像を流したりアヒルを山ほど浮かべたりするだけでとても楽しそうな空間に様変わり。外観はアレですが、内装ならびにソフト面のセンスは長けたホテルです。
室内プール隣にある遊び場。アスレチックジムやレゴの広場、卓球、キッザニア的なゴッコ遊びの場など、家族連れに優しい空間です。
PS4の、身体の動きを読み取って遊ぶゲームも4台ありました。ちょっと試してみるかと始めてみると面白くって、何だかんだで1時間以上プレイしていました。汗だくや。
お食事の会場は2つあって、我々は昼と夜にメインダイニングの「梅園中餐庁(Mei Yuan Restaurant) 」を利用。詳細は別記事にて。
朝食はビュッフェ形式のレストラン「衛斯理自助式餐廳 (Wellesley Restaurant)」のみの営業です。詳細は別記事にて。
夜は焚火の広場で原住民音楽のコンサートが催され、それなりに盛り上がるのですが、アーティストが歌う時間よりも喋る時間のほうが長い、やしきたかじんのような野郎であり、中国語を解さない我々にとってはサッパリぷーです。
さて、「台湾屈指のリゾートホテル」「最高級」などと記事中で脅してきましたが、1泊1室朝食付きで3万円強でした。食事と酒、カキ氷の代金を含めても当館で5~6万円しか使っていません。もちろん1泊の滞在費としては高価ではありますが、これだけの品質を考えれば実にお買い得。ハワイで同じことをやれば10万円越えは堅い。費用対効果抜群のリゾートホテルでした。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。
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