細長い店内。奥のテーブル席は全て予約で埋まっているとのことで、入り口近くのスタンディング席へ案内されました。ハンバーガーで立ち食いは初めて。気分はオーシャンズ11のブラピである。
注文はテーブルに設置されたタブレットから行います。「クリスプ サラダ ワークス(CRISP SALAD WORKS)」にせよ、こういった非人間的な仕組みは好きじゃないのですが、当店に限っては店員がベタ張りで操作方法などを解説してくれるので、ある意味普通の接客よりも密度は濃い。
店名を冠した「ゴリゴリバーガー」は1,944円。1枚180グラムのパティが2枚入っており、肉だけで360グラムもあります。野菜は一切入っておらず、バンズ・チーズ・パティのみという潔い仕様。バンズには全粒粉パンを選択しました。
火は割としっかりめに入っており、粗目に挽かれた肉がボロつきがちです。肝心の味覚ですが、これが全然美味しくない。肉質が悪くそれを糊塗するためにか異常なほど調味料がぶち込まれており、肉の旨味どころかしょっぱさしか感じませんでした。
チェダーチーズの質も悪くまさに業務用といった味わい。量こそはたっぷりありますが、2,000円の食事としてはレベルが低い。悪い脂にやられたのか、食後3時間は胸と胃のむかつきが止まりませんでした。
「若き血バーガー」「紺碧バーガー」など笑えるメニューが多く、いずれもアンシラリーに注文することができるので(ポテトも別)、塩気の強いハンバーガーをツマミにクラフトビールを飲むといった、ある意味飲み屋として使うのが正解なのかもしれません。ピュアにハンバーガーを味わいに行っても喉の渇きしか得られないのでご注意を。
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六本木は難しい街です。おっと思えるリーズナブルな店から、高くてギラギラしてるだけのハリボテのようなお店も多い。私が好きなお店は下記の通りです。
- 龍吟 ←和食というジャンルを超越した存在
- Takumi ←このコース料理で6,500円というのは安すぎ
- ル ブルギニオン ←質実剛健これが本物のフランス料理
- エディション コウジシモムラ ←スペシャリテの牡蠣は必食
- トレフ ミヤモト(Treffe Miyamoto) ←ある種の骨董品的な味わいが続く
- s`accapau ←最先端でカッコイイ
- アジュール45 ←さすがリッツ・カールトン、パーフェクトです
- ウルフギャング・ステーキハウス ←ランチのハンバーガーが絶品
- 霞庭まつばら ←素晴らしくバランスの取れた飲食店
- 豚組(ぶたぐみ) ←今のところ東京で一番好きなトンカツ
- 鮨西むら ←六本木の格調高い鮨屋でこの価格は見事
- RRR bistro ←シャンパーニュ飲むなら絶対ココ
- JEAN-PAUL HEVIN ←デザートに悶絶、食事もしっかり
- ラ スフォリーナ ←六本木のきちんと美味しいイタリアンでこの費用対効果は素晴らしい
- ラ ブリアンツァ ←全体を通して気前が良い
- クッチーナ イタリアーナ アリア ←この費用対効果の高さは異常