テーブル席は5~6卓しかなく、焼肉店としてはかなりのミニサイズです。たまたま1卓だけ空いており運よく滑り込むことができました。後から来たグループは入ることができず肩を落として帰っていくなど、意外に(失礼)人気のお店のようです。
私は生ビール、e-girlsに憧れる彼女はレモンサワーを注文。この生ビールが結構美味しくって、焼肉屋にありがちな雑なビールとは一線を画す繊細な味覚でした。
イチオシのタン。確か2,000円近くする高級品ではあるものの、カチカチに凍っており質もそれなり。まあ、街の焼肉屋とはそういうものである。
スペシャリテの塩カルビ。こちらもパリパリに固まっており風情がない。七輪で軽く炙りワサビ醤油で楽しむのですが、先のタンと同様の感想でした。
並ハラミは相当に旨い。これはがハラミかと振り返ってしまうほど柔らかい食感に、猛々しい肉の風味。フランス料理においてバベットステーキとして接する機会の多い私ですが、これはこれでありよりのありな味わいでした。
地鶏には柚子胡椒がたっぷりと塗られており、基本に忠実に美味しい。
ミノもサクサクとした食感を湛えるほど分厚い仕様であり、ハラミに次いで心に残った肉でした。
〆にはビビン麺。モチモチと独特の食感を放つコシの強い麺に、酸味を主体としたピリ辛のタレがしみじみ旨い。スープの無い冷たい和え麺であるため、ツルツルとあっという間に完食。
ガムは焼肉屋にありがちな瞬で味の無くなるフニャフニャタイプではなく、きちんとしたロッテのものでした。
2杯飲んでそれなりに食べてお会計はひとりあたり5,000円チョイ。まあ、こんなものでしょう。地代の高い十番の中では控えめな価格設定かもしれません。飲み放題プランなどもあるそうなので、思い切って貸し切りで臨むのも楽しそう。
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麻布十番は隠れた焼肉激戦区。突出したお店は無い一方で、優等生が多い印象です。
- 焼肉 おくむら ←ランチでは都内トップクラスの費用対効果。ハラミが旨いんだ。
- 焼肉苑 ←十番いや日本全体で見たとしてもお得なランチ。
- みやび ←ランチがお得。スープのおかわり無料がバッチグー。
- 叙々苑 ←欠点が何一つ見当たらない。
- 新興苑 ←韓国大使館向かい。日本語が通じず異国情緒満点。
- 大昌園 ←川崎の有名店が都内に初進出。
- コソットエスピー ←お洒落だが割高。
- 韓日館 ←文字通り震え上がるチーズダッカルビランチ
- ブルズ ←半個室なのでのんびりできる。
- 山本牛臓 ←サムギョプサルが良い。レタスとエゴマはお代わり無料♪
- おんがね十番 ←ランチだとオイキムチとカクテキが食べ放題♪
- 鳳仙花 ←老舗の超有名店。
- 焼肉トラジ ←お友達家族とのランチなどで真価を発揮。
- 大邱家(タイキュウヤ) ←常に空いている理由。
- 純豆腐 田舎家 ←店員含め本格派。
- 三幸園 ←ランチの焼肉丼が特徴的。
- 栄来亭 ←創業は1965年、麻布十番で初めてできた焼肉屋。
- 花十番 ←+220円でユッケジャンスープがお買い得。
- Kintan ←雑穀米が美味しい。
- 一番館 ←何この量!?カンナムスタイルかよ。
- 新鮮ホルモン ランボー ←味と量と価格のバランスは十番焼肉業界でトップ
- 麻布十番グルメまとめ ←ほぼ毎日、麻布十番で外食しています。その経験をオススメ店と共に大公開!