自宅から歩いて港区スポーツセンターに向かう途中にあるお店。ランチ時はいつも混雑しており、夜は夜でとても賑やかでずっと気になっていたのです。この日は11:30とオープン直後のはずなのに、ほぼ満席でした。
まさに居酒屋というべき雰囲気の店内。テーブル席が主軸であり、おひとりさまは奥のカウンター席に通されます。ティッシュやマヨネーズが雑然と置かれており心温まります。
隣のお姉さんが食べていた定食が美味しそうだったので同じものを注文。メニュー表には「田舎定食（あこう鯛醤油漬け）」と記されていました。850円です。
主役のアコウ鯛。赤魚やメヌケとも呼ばれます。子供の腕ほどもある特大サイズを丸のままであり食べ応え抜群。肉も皮も厚みがあって、その境界線のゼラチン質が堪らない美味しさ。調味は程々であり、ムシャムシャと魚の味そのものを味わう一皿。焼魚定食の名店「
やんも」に近い満足感を覚えました。
特筆すべきはライスの量。どの客も小サイズを所望しており超糖質オフかよと独りごちていたのですが、なるほどノーマルサイズだと1合ほどの量がありました。それでも硬めに炊きあげられているためパクパクと食べ進めることができるし、何よりオカズも多いので私にとってはこれぐらいでちょうど良い。
ゴハンの量がアレなので、納豆や
お漬物なども潤沢に用意してくれるのが嬉しい。
豆腐はまさにパックから出しただけではありますが、まあ、居酒屋のランチとはこういうものである。
ゴハンに負けじと味噌汁の量も甚大です。また、汁というよりはワカメを食べているという感覚に近いほどの具沢山であり、並の会社員であれば午後は使い物にならないであろうほどの満腹感が完成しました。
これだけ食べて850円はリーズナブル。混雑の理由がわかりました。このまえ通りがかった際には唐揚げ定食があったので、次回はそれがあるときに立ち寄ってみようっと。夜の居酒屋料理も気になる。
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