日本酒に対する思い入れが強いようで、ビールと日本酒以外のアルコールは置いていないもよう。日本酒のラインナップがとてつもなく、抜栓した日付までメニューに記載する拘りようです。
お通しはスープ(?)に鴨、ヨモギ豆腐。いずれもきちんと作られたツマミでありお酒が進みます。自家製オイルサーディン。これはまあ普通に美味しいのですが、2欠片だけというポーションはいかがなものか。2人でシェアしたので1口づつしかありません。
チーズの西京漬け。こちらも悪くないのですが量が少なく高い。それほど手の込んだ料理というわけではないのに
日本酒の飲み比べセット。1杯60ccほどの酒が3種で950円と実にお得です。
お刺身盛り合わせ。こちらもそれなりに美味しいのですが、やはり量が少ない。
とうもろこしのかき揚げも値段の割には極小サイズです。うーん、これ、直接材料費率、とんでもなく低いぞ。
2人でお邪魔し、ちょろっとつまんでチョイチョイ飲んで、ひとりあたり4千円でした。これは割高だなあ。日本酒の値付けは悪くないのですが、とにかく料理のサイズが小さく、満腹になろうとすればとても高くつくことでしょう。ゴチャゴチャと独自ルールも多く、あまり雰囲気が良いお店とは言えません。常連になったらまた印象が違うのかな。我々のような一見の飛び込みではなく、誰かに連れて行ってもらうようにしましょう。
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和食は料理ジャンルとして突出して高いです。「飲んで食べて1万円ぐらいでオススメの和食ない?」みたいなことを聞かれると、1万円で良い和食なんてありませんよ、と答えるようにしているのですが、「お前は感覚がズレている」となぜか非難されるのが心外。ほんとだから。そんな中でもバランス良く感じたお店は下記の通りです。
- かどわき/麻布十番 ←人生で一番の和食かも
- しのはら/銀座 ←予約困難となって当然だ。
- くろぎ/湯島 ←吉野川の天然鰻に悶絶。ただちょっと割高。
- 温味/すすきの ←旨い!多い!安い!完全無欠の三ツ星和食店。
- 龍吟/六本木 ←モダンスパニッシュとさえ感じる前衛的な和食。外人にオススメ。
- 草喰 なかひがし/出町柳(京都) ←店名の通り草を食べる変わった和食。
- 田がわ/御幸町(京都) ←幸村卒業。近い将来、星獲得間違いなしのリーズナブルな和食。
- 又吉/祇園(京都) ←雰囲気のある街並みに溶け込む費用対効果抜群のお店。
- 和やまむら/奈良駅 ←ミシュラン3ツ星。料理が抜群に旨いガールズバー。
- たきや/麻布十番 ←龍吟を天ぷらにするとこうなるのではないか。
- えさき/青山 ←創作気味。ミシュラン三ツ星和食にしては圧倒的な安さ。
- 季節料理なかしま/白島(広島) ←同じくミシュラン三ツ星和食にしては圧倒的な安さ。
- 日本料理 幸庵 ←こちらも費用対効果が素晴らしい。ミシュラン三ツ星って実はお買い得?