それでもファーストクラスカウンターはもちろんのこと、その後の入管・手荷物検査全てをファスト・トラックで通す仕組みとなっており、この時点で羽田空港は怠慢であることが確定しました。彼らは母国での運用であるにも関わらず、工夫しようという意識が欠落しています。
ラウンジはファーストとビジネスで共用。母国ではないので仕方ありませんがちょっぴり残念。
え?ここは本当にキャセイのラウンジでしょうか?これまで訪れたものとはテイストが全く異なり、作者不詳で顔の見えない内装です。
食事はいわゆるエアラインのラウンジといったところ。チーズが豊富なのはお国柄でしょう。
泡はシャンパーニュではなくお値打ちスパークリング・ワインでした。
キャセイラウンジのアイデンティティーとも言うべきヌードルバーは健在。ただし味覚は壊滅的であり、香港や東京のそれとは全くの別物と考えて良いでしょう。フランス人にはアルデンテひいては麺のコシという概念が欠落しており、パスタでさえフォークとナイフで一口サイズに切って食べるような民族なので、こういった麺類に期待してはなりません。
植民地持ち帰りのフォーであればと思い注文すると、もともと麺がグダグダな料理でもあるためそれほど悪くありません。ワンタン麺はワンタンそのものは悪くないのですが、麺がやはりNG。手前のフライドチキンが一番旨かった。ちなみにココはフランスなので、麺をすすって音を立てて食べないように気をつけましょう。
母国と同じく丸っこいボックス上のブースもいくつか。ただし作業スペースとしては狭いので、私は普通の椅子とテーブルがある席で、今まさにこの記事を書いています。
「ファーストは母国から乗れ」という通説を痛感したラウンジでした。「ファーストクラスで世界一周できたカラクリ」を読んでチャレンジしょうと考えた方は、各フライトをなるべく母国から飛ばすよう旅程を組むよう注意しましょう。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。