THE BURN(バーン)/青山一丁目

青山一丁目駅0番出口直結、青山ビルの地下1階に昨秋オープンしたグリル系レストラン。シェフは何とジャン・ジョルジュ東京の元料理長。NYのJean-Georgesで数年過ごした記憶がこのようなアメリカ風味のレストランを出店させたのでしょう。
内装はコストコのようでありながらテーブルやボックスシートの配置にセンスが感じられ、NYのヘルズキッチンあたりのレストランのようです。店員は多国籍ながらきちんと日本語を操り、皆、素敵な笑顔を提供してくれます。ホスピタリティと血統に関係性は無いのだ。
お水ではなくお茶。細かいですが、こういうところが嬉しいです。食後ダラダラしていても気前よくドンドン注いでくれます。
オマケでケールのサラダがついてきました。ほんの数口分しかありませんが、旨い。恐らくベリーナイスな素材を用いているに違いありません。基本肉料理のお店ですが、サラダボウルなども楽しめそうです。
1日10食限定の「熟成肉バーガー」がやってきました。13時を過ぎての入店で、10食の限定品にありつけるのは実に幸運。価格は2,000円弱とランチとしては値が張りますが、これはもう、食べる前からその価値がありそうな空気がビンビンに伝わってきます。
まずは「自家製フレンチフライ」に飛び込みます。冷凍のジャガイモを用いる意識低い系の店が多い中、これは確実に生のポテトを手切りして揚げていることでしょう。「フレンチフライ」を食べているという感覚よりも、ジャガイモを食べている感覚のほうが強かったです。
主題の「熟成肉バーガー」。先のフレンチフライと同様に、「ハンバーガー」を食べているという感覚よりも、肉を食べている感覚のほうが強い。その肉も挽き方が粗くゴリゴリとした食感でステーキのよう。これはステーキとパンである。
お会計は1,950円。期待通りの満足度であり、このクオリティであればリーズナブルと言えるでしょう。夜はそれなりの価格となりそうですが、ランチであれば「大山鶏のグリル」は1,500円、「USプライムビーフの炭火焼き」は2,500円と魅力的なランチが並び、東京タワーの麓「ワカヌイ(wakanui)」に近い芸風です。まずはランチでどうぞ。


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