ひときわ目を惹くのはハッピーアワーの存在。しかも月曜日は終日ハッピーアワーと気前の良いお店です。対象となるドリンクは生ビールやグラスワインに始まり、ハイボール、ピスコ各種、その他イージーなカクテルなど。一律500円です。
中南米系のレストランであるため公用語はスペイン語です。日本語はおろか英語すら聞こえてこないカオス。日本人は我々ふたりであり、その他の客や店員は全てスペイン語がネイティブの中南米系の方々です。
セルベッサ・ポルファボール、と怪しい西語を伝えると店員から向日葵のような笑顔が返ってきました。ツカミはオッケイ。ちなみに私はサンセバスチャンへ旅行する際に3か月ほど集中的にスペイン語を勉強したのですが、現在も覚えているのは「セルベッサ・ポルファボール(生ビールください)」「ドンデ・エスタ・エル・バニョ?(トイレどこですか?)」「オラ(こんにちわ)」「シー(はい)」「グラシアス(ありがとう)」「デナーダ(どういたしまして)」程度です。まあ、これだけ知ってりゃ何とかなるのが人生である。
乾杯のお供にナチョス。伝統的な味わいであり安定した味覚です。左奥の辛いソースにやや魚卵てきな風味が感じられクセになる美味しさ。
この手のエリアに詳しくないため料理名は不明ですが、セビチェの魚抜きサラダのようなもの。酸味がギュっと聞いており、その後じわじわと迫り来る唐辛子系の味わい。ジャイアントコーンのホクホクとした食感が楽しい。
牛肉と野菜ならびにフレンチフライの炒め物。これは味付けが良いですねえ。まるで醤油のような親しみのある味わいが全体にしっかりと回っており、日本人であれば必ず好きな味覚でしょう。ずいぶん昔の川崎「インティライミ」を思い出しました。あの店のみんなはどうしてるんだろな。十番に移転してからまるで違う店になっちゃったからな。
〆にブリートー。これまで私はこの料理をテックスメックス的ファストフードでしか食べたことがありませんでしたが、ちゃんとしたレストランで食べると美味しいですねえ。特に生地。インドのナンをクレープ状にしたようなコクがあり、中身よりも生地の美味しさが目立ちました。
ふたりで2杯づつ飲んでこれだけ食べてお会計は6千円。十番としては破格の値付けです。それでも駅からは少し遠いからか店内は空いており、居心地の良さは抜群です。スタンディング席もあり、食事はもちろん軽く飲むのにも良さそう。これは良いお店を見つけちゃったなあ。
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