和チャイナ Roppongi/麻布十番

鳥居坂下から六本木ヒルズ方面へ徒歩数分。「肉とスパイス JINDARI」や「豚タツ」 と同じビルディングに入居する中華料理店。食べログ公式ウェブサイト上には「1日限定3組の営業」との記載があり哲学を感じます。
満席で15名ほどでしょうか、テーブルが数卓あるのみとコンパクトな店内。シェフがワンオペでこなしており場面で待ち時間が生じます。その車幅感覚をシェフは認めているか、この日は半分の入りだったのに、その後訪れた客を満席だと断って帰していました。見上げたプロ根性である。
私は「国産豚フィレ肉使用!酢豚定食」を注文。1,250円です。開けた厨房からジュウジュウと思いきり中華鍋を振り回す様が見え、視覚から既に美味しそう。
小鉢のクラゲの酢の物(?)。太さががりザクっとした歯ごたえが印象的。ネギがたっぷり含まれたタレは味わいが複雑で、キュウリの清涼感も心地よい。量もたっぷりです。
豚汁は抜群に美味しいですねえ。魚介系の濃厚ラーメンを思わせる出汁の強さがあり、ゴロゴロと大ぶりにカットされた具材も食べ応え抜群。豚肉のコクも重ねて旨い。
主題の酢豚。奇をてらわず王道中の王道といった味わい。酸味のきいたソースが食欲を掻き立てます。もう少し豚肉が多いと嬉しいのだけれど。
ライスは一般的な中華料理屋の定食のそれと同等。小さな茶碗ではありますが、サイドメニューが豊富であるためしっかりと腹が膨れました。
お漬物も恐らくは自家製。食感を残したスライスであり、酸味が強く美味しかった。
デザートもきちんとした量で出してもらえます。杏子の風味がきいたモノホンの杏仁豆腐であり、程よいフルーツのアクセントも的確。これ単体で数百円は取れそうなレベルの高い一皿でした。
大満足のランチでした。もっと早くに出会っていれば良かったと後悔するほどの納得感。ちなみに担々麺は自家製芝麻醤に京都の白味噌や和辛子、わさび、ヨーグルトなども用いているそうで、著しく興味アリ。夜の部は貸し切り歓迎のようなので、今度気軽なパーティでも開いてみようかなあ。


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当店の近所の中華料理店は下記の通り。どの店も圧倒的にランチがお得です。十番で中華は昼がオススメです。
  • 火鍋 三田 ←なんて素敵な地獄絵図。暑い夏に最適なレストラン。
  • 新中国家庭料理 浅野/麻布十番 ←杏仁豆腐が絶品。
  • 和チャイナ Roppongi/麻布十番 ←もっと早くに出会っていれば良かったと後悔するほどの納得感
  • 飄香 ←夜は高級店ですがランチは驚くほどリーズナブル!
  • 永新 ←単品モノは高いですが、スープの旨さに悶絶!
  • 登龍 ←ギョーザが1人前2,000円という地獄。
  • 御膳房 ←ここもランチ。ランチコースもありますが、一番安いセットメニューで充分。
  • 萬力屋 ←チェーン店ですが結構おいしくリーズナブル。
  • 北京 ←こういうお店、結構好き。
  • 富麗華 ←中国飯店グループの旗艦店。ですが、高いだけです。
  • 紫玉蘭 ←富麗華のセカンドライン。ランチは800円~と一気にお得に。
  • 麻布十番グルメまとめ ←ほぼ毎日、麻布十番で外食しています。その経験をオススメ店と共に大公開!
 
東京カレンダーの麻布十番特集に載っているお店は片っ端から行くようにしています。麻布十番ラヴァーの方は是非とも一家に一冊。雑誌なので売り切れ注意!