日帰りルーアン(Rouen)/フランス

旧ノルマンディー公国の首都、ルーアン(Rouen)。パリからおよそ140kmであり、セーヌ川を活かした水運の拠点として栄えました。木組みの家が美しい古都であり、また、フランスの国民的ヒロイン、ジャンヌ・ダルク(Jeanne d'Arc)が最期を迎えた地としても有名です。


■ルーアン大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Rouen)
クロード・モネの傑作「ルーアン大聖堂」のモチーフ。モネはジヴェルニーから取材でルーアンを訪れ、「ルーアン大聖堂」に係る連作を描きました。


■サン・マクルー聖堂(Église catholique Saint-Maclou)
後期ゴシック様式の傑作、だそうですが、この手の知識に全く疎いので、注目すべきポイントは不明です。先のルーアン大聖堂に比べるとやや小ぶり。


■大時計台(Le Gros-Horloge)
街のシンボルである大時計台。14世紀に造られ、1928年まで機能していたそうな。雰囲気ベルンを思い出しました。


■ジャンヌダルク教会(Église catholique Sainte-Jeanne-d'Arc)
世界的に有名な悲劇のヒロイン、ジャンヌ・ダルク(Jeanne d'Arc)の名を冠した教会。彼女は農夫の娘として生まれ、神の啓示を受けたとして16歳でフランス軍に従軍し、イングランドとの百年戦争で快進撃を続けフランスを救いました。が、色んな奴らの裏切りにあい、19歳にここルーアンの地で火刑に処せられてその生涯を終えました。フランスの3大悪口を言ってはならない人物のうちのひとりです(あとのふたりはナポレオン1世とシャルル・ド・ゴール)。
教会ながら屋根付き市場が併設された使い勝手の良い施設であり、街のみんなが自然と集まる空間となっていてステキです。


■ジャンヌダルクの塔(Donjon de Rouen)
ジャンヌ・ダルクが異端審問の裁判中に幽閉された塔。救国の戦士であるというのに、19歳でこんな石の中に囚われの身になるだなんてあんまりだ。


■ルーアン美術館(Musée des Beaux-Arts de Rouen)
小さな街の美術館ながら、フランス国内第2位の印象派コレクションを誇ります。


■La collégiale Notre-Dame des Andelys
さてここからはルーアン近郊の観光名所をご紹介。ただ、参加したのがフランス人によるフランス人のためのフランス語のツアーであったため、細かな歴史的な知識は全く仕入れることができませんでした。ぐぬぬ、もっとフランス語を勉強しないと。


■ガイヤール城(Château Gaillard)
12世紀にイングランド王リチャード1世(獅子心王)がルーアンの防御を目的として建造。ややこしい史実は詳しくありませんが、丘の上にデーンと建っていてかっちょええです。
城のすぐ下にはセーヌ川が流れ、このような眺望が開けます。ツアーで一緒だったオバチャンが「どう?フランスは美しいでしょ?」と胸を張る。


Château de Martainville
このお城はキュートですねえ。城の内部は生活感に溢れ、地に足の着いたお城です。ヴェルサイユ宮殿ロワールの古城たちはどうも別荘感が強く、嘘っぽく感じてしまうのです。
ドラクエっぽくて凄くいい。


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