クインディ （QUINDI）／代々木上原

イルギオットーネにゆかりのある人々が再集結したイタリアン。代々木上原から徒歩7～8分の、小さな商店街に位置します。
コンクリート打ちっぱなしの今風の店内。昼も夜も子供OKで、トイレにはおむつ替えスタンドも用意されており、上原という街に上手く溶け込んでいるという印象。
ランチプレートを注文。イタリアンなお惣菜がたっぷり盛り込まれており女性陣から嬌声があがる。野菜を中心にひとつひとつがきちんと美味しい。ですが、全部が冷たい料理であり、その殆どの味覚が酸味主体。プレートとしてはややバランスが悪く感じました。特に混雑していないのに提供に20分近くを要するのも謎。
パンも美味しいのですが、量が少なく感じる。決して少ない訳ではないのでしょうが、全編を通して冷たい前菜とパンという意味で満腹中枢は刺激されず、追加でパスタを注文するか本気で悩んでしまう。
＋100円できちんとしたコーヒーを追加することができます。これが、旨い。本日一番のお皿でした。

お会計はひとりあたり2,000円と少し。オシャレで美味しくサービスにも難点はないのですが、何か物足りない。前菜たちをツマミにワインをダラダラ飲むという使い方が良いでしょう。ガッツリ食事、というイメージは持てなかった。
ちなみに物販スペースが併設されており、当店で用いられている食材や日本ワインを購入することもできます。酔っていると気が大きくなって色々買ってしまいそうなり。


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イタリア料理屋ではあっと驚く独創的な料理に出遭うことは少ないですが、安定して美味しくそんなに高くないことが多いのが嬉しい。
十年近く愛読している本です。ホームパーティがあれば常にこの本に立ち返る。前菜からドルチェまで最大公約数的な技術が網羅されており、これをなぞれば体面は保てます。