このラウンジは特別です。一般的に航空会社のラウンジとは、同じ航空連合に所属するステータス同士であればアクセス権を融通し合うものですが、当ラウンジについてはカタール航空のファーストクラス有償客のみ利用できます。同行者の利用等は認められていません。
うわー、何この空間チョー無駄!感覚的には体育館3〜4個ほどの広さがあり、謎に空から水が降り注ぐという仕掛けまであります。BGMは一切なく、その雰囲気を一言で表すと「静謐」。
美術館のアート作品のように空間にゆとりを持たせて並べられる椅子たち。当然に革張りであり、1席1席にディスプレイが配備されゲートの状況をリアルタイムで表示していました。
深夜1時に到着したため「クワイエット・エリア」なる仮眠室ゾーンへチェックイン。モーニングコールをお願いし搭乗券を係員に預け(賢い仕組み!)、カギ付きの個室へと案内されます。
完全にホテルである。もちろんこれはラウンジの仮眠室という扱いですが、下手なホテルよりも清潔で機能的。
部屋の中にはライティングデスクやテレビ、リクライニングチェアまでが。
寝る前にメイクを落とそうとバスルームへ。もちろんこれは共用施設ではなく、個室の中にある洗面所です。温水やタオルはもちろんのこと、化粧水などのアメニティまでが取り揃えられていました。
シャワールームにトイレ。ホコリひとつ落ちておらず、また、水量も安定しており海外の水回りとは考えられないクオリティです。
おやすみ前にはバスローブへとお着替え。なんとも至れり尽くせりな仮眠室でした。
朝が来ました。荷物をまとめて仮眠室を出るのですが、スパがあるというので試しに覗いてみることに。
ジャクージがありました。くどいようですが、ここは空港のラウンジです。
風呂上がりにはリクライニングゾーンでまったりできます。
こちらはマッサージルーム。
ペディキュアルーム。その他、用途ごとに部屋が分かれており、信じがたい空間の利用効率の悪さでした。
手前がバーカウンターで、奥がレストランゾーン。レストランゾーンではアラカルト形式で食事を注文することができます。
こちらはビュッフェゾーン。朝の6時台であったためか、利用客はラウンジ全体で数名といったところです。
まずは朝シャン。ヴーヴ・クリコ社が誇る最高級ブランド。下世話な言い方をすると、小売で1本2万円ぐらいします。
食事はイマイチ。ラウンジ名を冠した特別メニューを注文したのですが、大学生の自炊のようなオムレツでした。
シャンパーニュでもいくつかの銘柄が用意されています。
先のオムレツが微妙だったので、エッグ・ベネディクトへと移行。ホテルで提供される一般的なそれと同クオリティです。
時間帯には全くそぐわないですが、好きなシャトーのものがあったのでもう1杯。
デザート代わりにマンゴースムージーでおなかいっぱい。エスプレッソも正当的な味わいでごちそうさまでした。
搭乗時刻まで少し時間があったので、ラウンジ内を探検。こちらはビデオルーム。
こちらは子供部屋。この部屋に続いてファミリールームや乳幼児ルームなども取り揃えられていました。
ゲームルーム。プレステやX−BOXだけでなく、謎のレーシングゲームまで。
噂には聞いていましたが、なるほど常軌を逸したラウンジでした。食事は正直微妙なのですが、この空間使いは圧倒的。これら全てを堪能するには間違いなく数時間を要します。チェックインはお早めに、かつ、乗り換え時間はゆとりを持ってどうぞ。
ドーハ→パリのファーストクラス搭乗体験はコチラ。
関連記事
- モテ男は複数の予約を入れておき、当日女の子に選ばせて、後はドタキャンするのがスマートという話
- 「男におごられっぱなしの女は風俗嬢以下だ」刃物でも抜くように夫は言った。
- 某高級鮨店において港区ババァが大暴走した話。
- 日本の男は皆ロリコン。フランスと日本のレストランを比較して抱いた違和感について。
- 悪いニュースと良いニュースがございまして、まずは悪いニュースから。貴店についての記事は書かせて頂きます。
- 高級レストランでナメられないためのマナー集
- もう疲れた。うどんが主食氏の事件について1日5回は聞かれる。
- 「東京タラレバ娘」状態に陥った女子を救うたった1つの方法
- 旦那の悪口を言う女は一生幸せになれない
- グルメブロガーの苦悩2017
- バレンタインに手作りチョコだけは勘弁して欲しい
- 「お代は結構ですから悪く書かないで下さい」とシェフに懇願された話
- 3ヶ月前にトラブった例の店からの電話が鳴り止まない
- 慶應生の逆襲、東京カレンダーへの報復
- ザ・レストラン by アマン/大手町
- 何そのクソブログ聞いただけで超読みたくねえ
- 麻布れとろ/麻布十番
- 若手のパリス・ヒルトンとBBQした結果www
- ミシュラン星付きレストランを200軒食べ歩いた私が成城石井でいつも買うもの
- UBERおよびLyftとタクシーの比較
「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。