串右エ門(くしえもん)/麻布十番

麻布十番商店街から一本裏の路地にある焼鳥屋。写真撮影NGとこのご時世にしては珍しいお店です。なので当記事の写真は外観だけです。
店内はコの字型で15席ほどのカウンターのみ。ゲストの年齢層は高く、従業員に酒をふるまい皆で乾杯と常連率高め。それでも一見の我々にもニコニコてきぱきと接して下さり、居心地はとても良いです。

10本で4,000円のコースを注文。お通しはお漬物とそら豆と健康的。

最初の第1本は「さび焼き」。表面を軽く炙ったササミ肉にたっぷりとワサビが載せられています。肉のクリアな味わいにワサビの爽快感が良く合う。

「ハツ」はこれぞ心臓といった猛々しい味わいで食欲が刺激させる。「ギンナン」はまあ普通。大ぶりにカットされた「合鴨」は赤身と脂身のバランスが良くジューシーで美味しかった」

「つくね」は挽きが細かく棒状に仕立て上げられており上品な1本。口直しに「大根おろし」を挟みつつ、「うずらの卵」は半熟状態で、どうやって焼いているのが興味深い逸品です。

「厚揚げ」は一般的な味わいであり、「レバー」は野性味を飛び越して臭みが前面に出ておりギリアウト。「せせり」はコリっとした歯ごたえと潤沢なエキスが良い配合。〆の「ぼんじり」は最大級に塩が振られており若干胸やけしました。

お会計はありがちなフセン1枚総額提示形式で、自己の暗算よりも15%ほど高く感じましたが真相は闇の中。それなりに美味しいしサービスも悪くないのですが、やや割高に感じました。


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麻布十番には日本料理店も結構多いのですが、割高であることが多いです。外すと懐が大ダメージを受けるので、信頼のおける口コミと、味覚が似た友人の感想に頼って訪れましょう。
東京カレンダーの麻布十番特集に載っているお店は片っ端から行くようにしています。麻布十番ラヴァーの方は是非とも一家に一冊。Kindleだとスマホで読めるので便利です。

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