ザ・ピア(The Pier)/香港国際空港

トランジットで2.5時間ほどの空きがあったため、ビジネスクラスラウンジを利用することに。キャセイパシフィック航空の拠点である香港国際空港には5つのビジネスクラスラウンジと2つのファーストクラスラウンジがあります。今回はその中の「ザ・ピア(The Pier)」というラウンジを利用。
羽田JFKヒースローのファーストクラスラウンジを渡り歩いてきたため、ビジネスクラスラウンジなぞ大したもんじゃなかろうと決めてかかっていたのですが、あれ?なんだかすごく広いぞ?
結論から申し上げますと、大変素晴らしいラウンジでした。なんでも飛行機ヲタの間では「キャセイの香港のラウンジは世界一」と評判のようであり、はっきり言ってJALのファーストクラスラウンジよりもレベルが高いように思えました。
お食事はパンダエクスプレス形式であり、カウンター内側のスタッフに食べたいものを告げるとキレイに盛り付けてくれます。
ヌードルバーもあって、この日は5種ほどの麺が用意されていました。オーダーしてから麺を茹で始め、ブルブル震える番号札が出来上がりを知らせてくれます。麺やスープの味わいは場末の麺屋のそれと同等ですが、ワンタンの味は中々のものでした。
さすがは香港、点心の用意が豊富です。これがそこらへんの飲茶屋さんよりも美味しくって、エビシューマイなど無限に食べ続けられるレベルです。麺類もおかわり。今度は担々麺だ。
ドリンクは一般的なラウンジにあるものの他、香港のクラフトビールやバリスタが挽きたて淹れたてを用意してくれるコーヒーなど、ビジネスクラスラウンジとは考えられないほどの手の込みようです。
圧巻は「ティー・ハウス」。上質な高級中国茶が取りそろえられており、定番のものからハーブや蜂蜜、スパイスなどの企画モノまでかなりの種類がありました。もちろん専門のお茶マスターが淹れてくれ、お茶菓子も豊富にあります。
驚きのヨガコーナー。こんな贅沢な空間使い、ファーストクラスラウンジでも考えられません。奥には瞑想スペースも。
シャワーの受付もまるで高級スパのようであり、
リラクゼーションルームには静寂が保たれており、爆睡してしまいそうな安らぎの別途も完備。

2.5時間の滞在時間では楽しみ切れないほどの密度のあるビジネスクラスラウンジ。くどいようですが、JALのファーストクラスラウンジよりも数段上のレベルであり、JALやANAのビジネスクラスラウンジなどショッピングモールのフードコートとしか思えなくなってしまうほど、キャセイの質は高かった。JGCの方は是非一度、上手く利用してみましょう。オススメ!


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