2019年2月にオープンしたばかりの新店。「体が喜ぶ麺料理」がテーマであり、「麺Cuisine麻布邸は、うどんの新しい可能性を提案するCuisineです」と鼻息が荒く、いずれのうどんも1,000円前後と強気の価格設定です。
半地下ながら採光が良く、雰囲気の良いカフェのような雰囲気です。白を基調とした健やかな店内に木の温もりが優しい。しかしながら何故か西野カナが大音量で流れており、加えて店の奥の方で店員同士が大声でどうでもいい話を延々話しているのはいかがなものか。立地や内装は中々なのに、色々と勿体ないお店です。
ランチのセットメニューなどはなく、全て単品での注文です。私は「世界初！エスプーマうどん」 と「ミニ薬膳カレー丼」を注文。
うどん1杯にミニ丼をつけて2,000円を超えました。
「世界初！エスプーマうどん」。野菜でとった出汁がベースとなっているのか優しい味わいであり、二日酔いの時などに食べれば最高に気持ちよさそうです。エディブルフラワーが何とも今風。
ところで、これは本当に世界初なんでしょうか。私は10年ほど前に「エスプーマラーメン」というものを食べたことがあり、また、「エスプーマ うどん」でググると山ほどの過去実績がヒットします。
麺はかなり美味しい。「炭水化物の塊として、女性層を中心として倦厭されがちな麺の再構築から始めました」と大見得を切るだけあって、程よく細く透明な麺が、見た目とは裏腹にコシが強く、珍しいタイプのうどんです。糖質50%OFFであるのにここまで深みのある味わいを実現する手技には脱帽です。
こちらは「ミニ薬膳カレー丼」。薬膳、という語幹からは考えられないほどマイルドでカレーの王子様的であり、はっきり言って味覚が物足りない。ライスは何穀米か何かであるものの中くらいの味わいです。量はミニの割に結構多かった。
店の雰囲気や味そのものは悪くないのですが、いかんせん高すぎですね。2,100円弱ですよ2,100円弱。その予算があれば段違いに満足度の高い店が
十番にはごまんとあります。うどんとゴハンものがセットで1,000円を切ってくるならば二日酔いの日にまた訪れたいな。
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