テーブルが2卓にカウンター席がズラっと並ぶ店内。ややもするとラーメン屋のような構造であり、大人数での来店は難しいかもしれません。真昼間でも照明がかなり暗く落とされています。ランチメニューはパスタセットが4~5種。いずれも1,200円です。
ランチセットのスープ。野菜がたっぷり溶け込んだ優しめのスープでした。
パンはちょっと変わっています。これはフォカッチャに分類されるのかなあ。分厚い円盤型のものを切り分けているのか、面白い形状をしており、軽く炙って表面カラっと。ほんわりと甘い。
下仁田ネギのアリオ。麺が印象的。生麺なのか何なのか、稲庭うどんのような形状ならびに食感であり、ちょっとびっくりする美味しさです。「アリオ」ってのは「アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノ」のことかなあ。オイルベースでニンニクと唐辛子が躍るのですが、チーズが振りかけられているのが面白い。ネギはじっくりと甘味が引き出されており、大した具材ではない(失礼)ですが、興味深い味わいでした。
「コーヒーか紅茶は?」と聞かれ、東麻布コーヒー有料事件に巻き込まれた直後だったので、恐る恐るコーヒーと答える。もちろんランチセットに込み料金です。1,000円前後のランチセットの場合、コーヒーは淹れ置きであることがほとんどですが、当店のそれは1杯1杯マシンで豆から挽き始めます。決してオマケの雑なコーヒーではない美味しさ。
たまたま通りがかっただけなのに、大満足のランチでした。夜にはシェフのおまかせコーとして、料理5品にワインをペアリングして10,000円ポッキリとのこと。これは行きたくなっちゃうぜ。
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神田は良い街です。東京駅すぐ近くと至便であるのにも関わらず、5,000円も出せばしっかりと飲み食いができるお店が多い。気長に開拓していきたいと思います。
- やまし田 ←リーズナブルできちんと美味しい牛タン料理屋。
- 七條(シチジョウ) ←都内屈指のエビフライ
- 松記鶏飯 ←シンガポールで食べるより美味しいシンガポール料理。
- 雲林(yun-rin) ←街の中華料理屋の価格帯ながら、ラグジュアリーホテルの高級中華に比肩する味わい。
- 神田ワイン食堂パパン ←リーズナブルなワインバー。
- ヴィノシティ ←費用対効果抜群のワインバー。
- ヴィノシティ マジス ←ロゼ主体。哲学があるワインバー。
- マッコ(Macco) ←パスタが絶品。価格設定も軽く奇跡。
- かんだ光壽 ←日本酒のレパートリーに舌を巻く
- 魚祥 ←500円でイクラまみれ
- 丸五 ←2,550円のトンカツに行列1時間。
- 味坊 ←羊肉主体の超有名中華料理屋。
- 万世橋酒場 ←300円の牛すじ煮込みが絶品。