三田店と同様にオープンキッチンのカウンター形式。料理人たちが手際良くジャンガジャンガとパスタを炒めます。キッチン・ホール共に実に手際の良いオペレーション。
+250円で前菜とパン、スープのセットに変更できます。三田店では+600円であることを考えるとお買い得。キノコのマリネは見た目通りの味わいで普通に美味しい。パンの外観は一般的なものですが、味覚についてはふんわりと小麦の香りが漂い程よく甘い逸品。もう一個食べたい。
スープはかぼちゃ。スープというよりもペーストと表現したほうがよいほど粘度が高く、ドロっとした食感。カボチャの風味が濃厚であり、大地を感じる味わいです。
本日のパスタ。この日は明太子・ウニ・イカが主役です。オイルベースではあるものの明太子とウニの量がたっぷりとしており、これまたドロっとしたソースのように化けており実にクリーミー。
味は、心から美味しいですね。超高級イタリアンレストランにおいてでさえも、ここまでのパスタに出遭えることは中々無いでしょう。生パスタのムチっとした歯ごたえ、芳醇な小麦の旨味、事件性すら感じさせる明太子の旨味、磯の風味を奏でるウニ、プツっと食感に変化を与えるイカ、大葉の爽快感。思い出しただけでヨダレが出ます。
見て見てこのウニと明太子の量!1,250円という価格で」このクオリティを実現できるのは並大抵の企業努力ではありません。ちなみにパスタは1玉づつ袋詰めにされ当店に届けられるため、大盛りという概念は存在せず自然と倍盛りになるそうな。
大満足。やはり私はパスターヴォラのパスタが大好きだ。三田店よりもパスタの種類が多くあって、全種類制覇への欲望が沸いてくる。家賃も高く平日昼間が主戦場という特殊な環境であるというのに、この質この価格を実現できるのは奇跡に近い。オススメです。
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