■cuud(クウド)/羽田空港
https://www.takemachelin.com/2019/02/cuud.html
昼食時に飛行機に乗る際はラウンジにマックを持ち込んでビールと共に流し込むのが常なのですが、今回はたまたま見かけたシャレオツなカレーうどん専門店に潜入。
こんなにオシャンティなカレーうどん屋は初めてです。香港やシンガポールあたりの最先端の先端的レストランのような内装。回転は良いのですが、ひっきりなしに客が訪れるため、タイミングによっては待ち行列も生じていました。詳細は別記事にて。
■釧路湿原
https://www.visit-hokkaido.jp/info/detail/179
6年ぶりに「たんちょう釧路空港」に到着。人間は気温に対し、暑い方にはからきし弱いですが、寒い方には割と強いですね。30℃から40℃に上昇すると身の危険を感じますが、0℃からマイナス10℃になってもへいちゃらな気がします。
空港から車ですぐの釧路湿原。日本最大の湿原であり、その広さは東京都心をすっぽりとおさめ、日本全体の湿原のうち6割の広さを占めるそうな。緑が豊かな季節は様々な鳥類が飛来し野鳥の会のエベレストとも言える地ではありますが、真冬は何もかもが真っ白で、見るべきものは特にありませんでした。
■鶴見台/釧路
http://ja.kushiro-lakeakan.com/things_to_do/3681/
空港の冠ともなったタンチョウの里。タンチョウとは鳥綱ツル目ツル科ツル属に分類される鳥類であり、つまり鶴です。期待していた以上に群れており、その気品あふれる佇まいに思わず見惚れてしまいます。
アチョー!アチョー!と誰かが叫ぶのを合図に一斉に飛び立つタンチョウたち。優美な翼を大きく開いて飛来する様は、エヴァンゲリオンの終盤で悪いエヴァたちが空中でグルグル回ってるシーンを想起させる。美しい。やっぱ自然っていいな。
■阿寒湖温泉
http://akanko-spa.jp/
鶴見台から車で1時間。阿寒湖の温泉街に到着です。街の入り口付近に「阿寒湖アイヌコタン」という、アイヌ民族関連の土産物屋や見世物小屋が集まる地域があるのですが、どこか商業主義的な香りが漂っており、東京のディレクターが手がている感が否めない。
■あかん湖 鶴雅ウイングス/阿寒湖
https://www.takemachelin.com/2019/02/wings.html
阿寒湖を中心に道内に多くの温泉宿・ホテルを展開する「鶴雅(つるが)グループ」。今回はその旗艦である「あかん遊久の里鶴雅」のホテル棟「鶴雅ウイングス」へ。
部屋は広く温泉も気持ちが良いので、まあ、1泊2食付きでひとりあたり1万数千円というのは妥当な価格でしょう。散歩がてら他のホテルを覗いてもみましたが、やはり当館は立派な部類に入るような気がしました。詳細は別記事にて。■阿寒湖氷上フェスティバルICE・愛す・阿寒「冬華美」
https://www.tsurugagroup.com/plans/fuyu_hanabi/
阿寒湖で冬季の間、毎日開催されるお祭り。何とも長ったらしいイベントの名前でありポール・ボキューズの料理名のようですが、目玉は「冬華美(ふゆはなび)」と題した花火大会。
氷点下の阿寒湖の氷上で花火を打ち上げます。打ち上げ場所も、観覧場所も、全て凍った阿寒湖の上。唐突にエル・ニーニョがやってきてバリバリと氷が割れたらどうしてくれるんだと、文字通り肝が冷える花火大会です。
スノーモービルやバギーのレンタル、バナナボートで氷上を滑りまくるアクティビティなどがリーズナブルな価格で設定されており、全力で参加すればかなり楽しいお祭です。寒さを除けば。
肝心の花火はイマイチです。真冬は空気が澄んでおり不純物が少なく花火を上げるには絶好の機会などと説明は長いのですが、肝心の花火玉そのものの規模が小さい。期間中は毎晩開催されるとのことですが、どうせならそのリソース全てを1日に集中させた姿を見てみたい。きっと世界にも類を見ない氷上の奇祭と、人類の歴史に爪痕を残すことでしょう。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。