Yat lok Resutaurant(一樂燒鵝)/中環(香港)

ガチョウのローストで一世を風靡した「鏞記酒家(Yung Kee Restaurant)」の系列店。青は藍より出でて藍より青し、こちらはミシュラン1ツ星です。16時頃とヘンな時間に訪れたはずなのに店内は満席。退店時には10人以上の行列が生じていました。
香港のカジュアルな飲食店はすべからく相席性。ひとり客だとスルっと入れたりすることが多い一方で、団体での入店はちょっと難しいでしょう。
英語は通じませんが英語メニューがあるため指さし注文できます。スペシャリテの焼鵝(ローストグース)系の食事を楽しみたかったのですが全て売り切れ。「没有(メイヨー)!!! 」と生でハッキリ言われてちょっと嬉しかったです。
あの手この手でコミュニケーションを図ろうとするのですが、すべて「ア~!?」で返され心が閉じます。仕方なく店員に勧められるがままにオーダー。これはチャーシューと麺でしょうか。麺麺はインスタントのそれと大差なし。野菜にかけられたタレは妙に人工的に濃い味でグっとなる。肉そのものは美味しいけれど、大騒ぎするほどのレベルではなく、量も少ない。

お会計は1,000円程度とミシュラン星付き料理としては破格ですが、味は値段相応です。シンガポールの「香港油鶏飯麺」もそうですが、これ系の安いミシュラン星付き店で満足したためしがない。やはり「安くて美味しい」など都合の良い話は無いようです。


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それほど中華料理に詳しくありません。ある一定レベルを超えると味のレベルが頭打ちになって、差別化要因が高級食材ぐらいしか残らないような気がしているんです。そんな私が「おっ」と思った印象深いお店が下記の通り。
1,300円としてはものすごい情報量のムック。中国料理を系統ごとに分類し、たっぷりの写真をベースに詳しく解説。家庭向けのレシピも豊富で、理論と実戦がリーズナブルに得られる良本です。

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