よなよなエールの生があり、しかも650円と良心的。ビールが安い店の店主とは仲良くなれるに違いない。この時点で私は恋に落ちてしまいます。その他、グラスワインも600円かそこらからあり、加えて深夜4時まで営業。渋谷あたりで飲み足りない難民になった際のシェルターです。
「トムフォードってすごいよね。化粧品まで出しちゃってさ。しかも結構高いの。他のブランドのアイシャドウが7,000円ぐらいなのに、トムフォードは1万円近くする」なるほど確かに断面だけ切り取って見てみると強気な価格設定ですが、しかしそれを1日あたりに割れば大した差では無いのではあるまいか。
「選べる野菜の前菜」を5種盛りでお願いしました。10近くある選択肢の中から自分の好きなものをチョイスできるのが嬉しいですね。こういった料理は自宅で作るとなるので買い出しから相当面倒なので、店に食べるに限ります。
「そうねえ、アイシャドウは大体半年ぐらいもつから、1日あたりだと大して変わらないかもね。でも、美容グッズは他にも色々と必要で、それが積もるとやっぱりトムフォードは高いよ」じゃあ、キミが1日に用いる美容グッズの品数と1日あたりの金額を戯れに算出してみよう。
「うーんと、〇〇が△△円で□□日ぐらいはもつから・・・」結構な時間をかけて整理してみると、彼女の化粧品代は1日あたり1,600円程でした。月に換算すると5万円であり、ロブションに1回行ける金額である。
「げ、マジ?それにサプリも飲んでるし、美容院でしょ?ヨガでしょ?エステでしょ?骨盤矯正でしょ?・・・」本気で追及を進めると、彼女に係る固定費は月額15万円近くを要することが判明しました。もちろん家賃や光熱費・食事代を除いて、です。
「じゅ、じゅうごまんえん・・・。あたし、死んだ方がいいのかなあ」もっとオーガニックな生活を追及すれば、浮いたカネで月3回はロブションに行けるぞ、と追い打ちをかける私。「ひゃあぁごめんなさいごめんなさい生きててごめんなさい!」あたしと結婚しなくて良かったね、彼女は虚ろな目で私を見つめる。人は失われたものを取り戻そうとして、さらに失う。
田舎風パテは750円と驚愕の価格設定。タバコ2箱ほどのサイズ感であり食べ応え抜群。この日は結構飲んだのですが、ツマミは先の5種盛りとこのパテで数時間を耐えてくれました。
それにしても基礎化粧品の価格の高さが群を抜きますね。果たしてどこまで効果があるのか見極めが難しい。何万円もする化粧品をチョイチョイ使うのと、蛇口をひねれば全て極潤、風呂も極潤、みたいな生活、意外と後者のほうが効きそうな気がするのだけれど。もしくは同じ金額をかけてヒアルロン酸を直接肌にぶっ刺すとか。
「クラランスっていうフランスのスキンケアブランドがあって、そこなんて凄いの、お腹用とおっぱい用でクリームを使い分けるんだから」なんでもお腹用には脂肪を燃焼させる効果があるらしく、それを胸に塗るとつるぺたになってしまうからだそうです。ほんまかいな。
「ちょっと、だからってジロジロ見ないでよね。変態」何この壮大なハシゴ外し。まったく女という生き物はおっぱいの話になると実にうるさい。決めなくていい勝敗を決めるのはやめようぜ。
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