Escada(エスカーダ)/マカオ

マカオにおけるポルトガル料理の急先鋒。マカオ通にポルトガル料理の店を尋ねると、いくつかの候補のうちに必ず入ってくる有名店。マカオの中心セナド広場から徒歩数分という好立地です。ポルトガル料理を食べるのは代々木のクリスチアノ以来3年ぶりです。
3階建ての大箱なのですが満員御礼。日本人も多く日本語メニューもありました。ドレスコードは特に不要であり、観光客スタイルでも問題ありません。
せっかくなのでポルトガルワインを1本。単発で飲むとピンと来ませんでしたが、後の海鮮と合わせるとグっと深みが出ました。ワインって不思議。
タコのサラダ。ヨーロッパでは悪魔の手先として嫌われているタコですが、ポルトガルでは良く食べられます。ただし当店のそれは臭みが残りイマイチ。野菜も新鮮味に欠けていました。先のワインで飲み下す感じでちょうど良い。
タラのコロッケ。これは旨いですねえ。タラの身がギッチギチに詰まっており凝縮感抜群。スパイシーな味付けも絶妙で、こればっかり10個は食べたいところです。
イワシも美味。オリーブオイルとスパイスで豪快に調味されており、ピリカラがクセになる味わいです。骨も内蔵もバリバリいっちゃいます。残ったソースはパンにつけて食べるよろし。
エビとカニのカレー。エビが大きく、カニ肉の量もそこらのカニ缶1個分以上は入っていそうです。押し寄せる甲殻類の旨味にマイルドなカレーの風味。オリーブも良いアクセント。注文して良かった。

これだけ食べてふたりで1本飲んで1万円ポッキリ。観光地化されている感があり観光地価格かと思いきや、それほど高くなく、それなりに旨い。ポルトガル料理に対する親しみが増すお店です。初マカオの方は是非どうぞ。


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