ひかり鶏／麻布十番

十番の割に良い立地の路面店にありながら、1本110円～と良心的な焼鳥店。値段が値段なだけに、常に人が溢れかえっている印象の当店。
この日も22時近くではあったのですが殆どの席が埋まっており、なんとか2人用のカウンター席をご用意して頂きました。
厨房、特にガス器具の手入れが行き届いておらず、しかるにビールサーバーやおや、ということで、アルコールはビンビールにて。手前の枝豆はお通しです。
名物の地鶏せんべい。ムネ肉を薄く切り圧で延ばしてサラダ油で揚げたもの。レモンを絞ってタルタルソースで頂くのですが、これが全然美味しくない。この味覚でなぜ名物にまでのし上がったのかが謎である。
ぼんじりとネギマ。1本100円かそこらとは言え、いずれも壊滅的な味わいです。特にぼんじり。プラスチック製のチューインガムに醤油を塗ったような味わいであり、スーパーで売られている総菜以下の味わいでした。
チリコンカン。鶏ひき肉をドミグラスソースとカレー粉で煮込み、チーズをのせたものなのですが、「こんなの、チリコンカンじゃない」と、テックスメックス育ちの連れはお冠。「でも、これはこれで美味しい」とのことで、そう、粘度の濃いドライカレーのようでいてジャンクで美味しいんです。

ふたりでビールを2本飲み、上記の料理を食べて3,300円。まあ、こんなものんでしょうというよりも、十番のこの立地でこの金額に抑えられるのは素晴らしい企業努力です。味はさておき、十番でとにかく安く飲みたい際には外せないお店でしょう。


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東京カレンダーの麻布十番特集に載っているお店は片っ端から行くようにしています。麻布十番ラヴァーの方は是非とも一家に一冊。Kindleだとスマホで読めるので便利です。
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