2018京都・奈良紅葉巡り vol2


紅葉のシーズン、かつ、3連休ということで京都の街中は戦場さながらの大混乱。事前にその混雑度合いを見極めていた我々は京都観光もそこそこに、お隣の古都、奈良へと向かいます。

■興福寺(こうふくじ)
http://www.kohfukuji.com/
近鉄奈良駅から徒歩5分ほど。藤原鎌足とその子息・藤原不比等ゆかりの寺院であり、「古都奈良の文化財」の一部として世界遺産に登録されています。が、紅葉に溢れた山寺というわけではなく、歴史的意義はさておき、わざわざこの時期に訪れる必要はなかったかもしれません。


■白(つくも)
http://www.takemachelin.com/2018/12/tsukumo.html
西原理人シェフは「嵐山吉兆」で研鑽を重ねた後、ニューヨークの「嘉日」ならびにロンドンの「UMU」で料理長を務めた後に帰国。奈良の地で独立し、あっという間にミシュラン2ツ星。詳細は別記事にて


■元興寺(がんごうじ)
https://gangoji-tera.or.jp/
蘇我馬子が飛鳥に建立した日本最古の本格的仏教寺院である法興寺(飛鳥寺)が、平城京内に移転した寺院。こちらも「古都奈良の文化財」の一部として世界遺産に登録されているのですが、やはり紅葉には乏しく、興福寺と共にこの時期を狙う必要は無いでしょう。


■春日大社
http://www.kasugataisha.or.jp/
全国に約1000社ある春日神社の総本社であり、「古都奈良の文化財」の一部として世界遺産に登録されています。中臣氏(のちの藤原氏)の氏神を祀るために768年に創設と歴史は長い。
神様が白鹿に乗ってきたとされることから、鹿を神使としています。それを知ってかしらでか、鹿の奴らは我が物顔を通り越して傍若無人ですらある。
戯れに鹿せんべいを買ったのですが、手にした瞬間にワラワラと集まってくる鹿たち。少しでも焦らそうものなら無遠慮にも服に噛みついてきます。漠然とした恐怖を感じ鹿せんべいを遠くに放り投げて退散。ああ怖かった。


■玄(げん)
http://www.takemachelin.com/2018/12/gen.html
ユーミンが「最後の晩餐には『玄』の蕎麦」と語り、ミシュラン1ツ星も獲得など、蕎麦業界においてはかなりの有名店。特筆すべきはそのシステム。なんとランチは40枚しか用意せず、「何を何枚食べるか」を事前に予約する必要があります。私は2〜3ヶ月前に予約を入れたのですが、「いらっしゃる数日前に確認の電話をしてくださいね」と、リコンファームまで要求されました。詳細は別記事にて


■法隆寺
http://www.horyuji.or.jp/
聖徳太子ゆかりの寺院であり、現存する世界最古の木造建築物群です。そのブランド力は抜群であり、拝観料は1,500円と、今回の寺社仏閣巡りの中ではダントツ高価でした。入場料の高さしか記憶に残っていない、心の貧しい私です。


■法輪寺(ほうりんじ)
http://www1.kcn.ne.jp/~horinji/
法隆寺のすぐ北と好立地。なのですが、世界遺産「法隆寺地域の仏教建造物」には含まれていません。それでも立派に拝観料を徴収し、まるで超人気ラーメン屋の隣に無理くり出店する微妙なラーメン屋のようである。


■法起寺(ほうきじ)
http://www.horyuji.or.jp/hokiji/
法隆寺系列のお寺であり、「法隆寺地域の仏教建造物」の一部として世界遺産に登録されています。公共交通機関でアクセスできない場所にあるため、参拝客は極めて少なく、私にとっては居心地が良かったです。こじんまりとした建物にセンスの良い庭があり、紅葉もキレイ。個人的には法隆寺界隈で一番好きな寺社仏閣です。


■和やまむら
http://www.takemachelin.com/2018/12/yamamura.html
ミシュラン3ツ星和食。システムが面白く、ガールズバーさながらに年端もいかぬうら若きJDを選び放題。私は佐野ひなこ似のドジっ娘を永久指名しました。詳細は別記事にて


■薬師寺
「古都奈良の文化財」の一部として、ユネスコより世界遺産に登録されており、その威を借ってか拝観料が物凄く高い。歴史的な意義につき私には難しすぎて良くわからず、いきおい寺社仏閣の価値は雰囲気で測るしかないのですが、個人的にはあまり好きにはなれませんでした。

それにしても拝観料がジワジワとボディブローのようにきいてくる。今回の旅において1万円をゆうに超えてしまい、これならディズニーランド行けちゃうなあ、などと風情の無い感想が頭をもたげてしまいました。


■唐招提寺(とうしょうだいじ)
http://www.toshodaiji.jp/
おなじみ鑑真が建立した寺院。「古都奈良の文化財」の一部としてユネスコより世界遺産に登録されています。なのに非常に感じが良いというか、気取ったところのない居心地の良い寺で私は好き。ぐるっと回れるちょうど良いサイズ感もいいですね。


■平城宮跡
http://heijo-kyo.com/
710年に藤原京より遷都された平城京の中心であった宮跡。こちらも「古都奈良の文化財」の一部としてユネスコより世界遺産に登録されています。なのですが、あくまで「跡」であり、単にだだっ広い広場があるだけなので、景観を楽しむという雰囲気ではありません。歩いて巡る場合は万全の日焼け対策を。


■リストランテ オルケストラータ(Ristorante L'Orchestrata)
http://www.takemachelin.com/2018/12/ristorante-lorchestrata.html
ひらまつグループが2016年に出店したイタリアンレストラン。奈良公園の中心という抜群のロケーション。ここまで費用対効果の良いミシュラン星付きイタリアンは中々ありません。詳細は別記事にて


■東大寺
http://www.todaiji.or.jp/
奈良時代に聖武天皇が国力を尽くして建立した寺。もちろん「古都奈良の文化財」の一部としてユネスコより世界遺産に登録されています。
私が訪れるのは確か小学生以来なのですが、あれ?大仏ってこんなに小さかったっけなあ?が正直な感想です。大人になって、バンコクのアレヤンゴンのアレなどを経験し耐性ができてしまったのかもしれません。これならサイズ感こそ劣るものの景観を含まれば鎌倉の大仏のほうが好きだなあ。


■正倉院(しょうそういん)
http://shosoin.kunaicho.go.jp/
ついでに正倉院まで足を運んだのですが、なんと平日の15時までしか公開していません。銀行かよ。


1つ5,400円の弁当を食べた正直な感想
http://www.takemachelin.com/2018/12/212000.html
帰りの新幹線で食べた弁当は1つ5,400円と、私の人生における最高値、それもダントツの高級弁当でした。前列の乗客に「この先シートのリクライニグをご利用いただけますが、後ろの1つ5,400円の弁当へのご配慮をお願い申し上げます」と言いたいくらいだ。詳細は別記事にて


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