トリッペリア ミア(TRIPPERIA mia)/神田

神田の路地裏の雑居ビル2Fにあるトリッペリア。トラットリアの誤記ではなく、トリッパすなわち内臓料理を主軸に据えたイタリア料理店です。
欧州感溢れるセンスの良い店内。ゲストの殆ど、というか私以外の全員が女性でした。

ランチは900円均一で、この日はサラダかパスタ、パニーノからのチョイス。私はサラダを大盛り100円増しで注文。パンとソフトドリンクがオマケでつきます。
従業員は女子3名と、とんかつやまいちに引き続きチャーリーズエンジェルス仕様です。互いに仲が良さそうであり、従業員同士雑談を交えながらワイワイと和やかな雰囲気。なのですが、途中から茶をすすり始めたり、しまいにはサンドイッチまでパクつき始めるのはいかがなものか。客が料理の仕上がりを待っているというのに、従業員が厨房の見える位置で立ち食いしているのは違和感でしかありません。加えてそのサンドイッチがコンビニで買ってきたものであり、プロとしての矜持は無いのかと頭を抱えてしまう。そもそも立ち食いは行儀が悪いぞ。
サラダが到着。なるほど100円追加して大盛りにしただけあって、クリスプサラダワークスのラージサイズに迫る大迫力。葉物野菜はレタス。その上にコールスローや豆のサラダ、ダイスカットされたソーセージなどが並びます。

この時点で11:40なのですが、後続客に対しては「サラダ売り切れました」との公告。この店の調達計画はどうなっとるんや。ボウル山盛りで野菜食べてる俺が気まずいやないか。
ところで、「サラダは売り切れ」との案内をしていたはずなのに、後から来た常連客に対しては「特別にですよ」などと言いながらながらしっかりとサラダを出していました。うーん、これでは断られた客が気の毒だ。もちろん常連客を区別するのはビジネスとして当然ではありますが、もう少しスマートなやり方があるだろうに。私にとってはノー被害ではありますが酷く嫌な気分になったので、サラダにありつけなかったOLちゃんが気の毒でならない。
料理は美味しく価格もリーズナブルであるため、飲食店のセンスとしては良いでしょう。何しろ私はスペシャリテの内臓料理をまだ食べていないので、夜にも是非訪れてみたい。しかしながら、サラダ売り切れ事件のような姿勢を見せつけられると、何でもない客として訪れるのには躊躇する。常連に連れて行ってもらう以外には怖いお店だと思いました。


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イタリア料理屋ではあっと驚く独創的な料理に出遭うことは少ないですが、安定して美味しくそんなに高くないことが多いのが嬉しい。
十年近く愛読している本です。ホームパーティがあれば常にこの本に立ち返る。前菜からドルチェまで最大公約数的な技術が網羅されており、これをなぞれば体面は保てます。

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