その中でも男性向けのボリュームランチとして紹介されていたのがココ「鳥政」。表参道の交差点からすぐの路地でありアクセス至便。軒先にグリーンがあり風情がありますが、店内は近場のリーマンたちがごった返す場末の焼鳥屋に満ちています。13時過ぎに訪れても満席。ゴールデンタイムであれば行列必至。ただし13:30頃には売り切れ仕舞いの場合もあるのでお邪魔するタイミングが難しい。
店内にランチメニューは書かれておらず、ネット上の口コミによると、
- 焼鳥丼
- 焼鳥定食
- ラーメン+ミニ焼鳥丼
注文後4~5分でミニ焼鳥丼が到着。全然ミニではなく、吉野家の牛丼クラスの迫力があります。タネはネギマ・つくね辺りは自信があるのですが、中央の焦げ茶色の肉は不明。肉のひと切れひと切れがピンポン玉ほどのサイズがあり食べ応え抜群。タレはあっさりめ。肉質そのものは中くらいですが、1,350円のミニ丼なのだから多くは求めるまい。
ところで、後から来た左隣のニイチャンが焼鳥丼を注文していたのですが、自信たっぷりに「レバー抜きで」のようなコールを行っており、そのあたりの融通はきくようです。
お漬物が結構おいしい。定食のオマケとしてはかなりレベルが高く感じました。
ちなみに前述のニイチャンの行儀が悪く、食べながら私にヒジ鉄をガンガン食らわせてくるので憤懣やるかたない。加えて右隣のオッサンはクチャ食いでいと恥ずかしくも憐れなり。のちの『前門のヒジ、後門のクチャ食い』である。
ラーメンの塩味が到着。これが、旨い。基本的に私は味濃いめ原理主義であり、味を選べるのであれば豚骨や味噌などをチョイスしがちですが、当店の塩はまるで新世界のシャルドネのようにパンチがあります。ニンニク(?)や胡麻油(?)、各種スパイスがふんだんに用いられており、見た目こそ透明ですがかなり暴力的な味わいでした。麺は細いながらもしっかりとコシを湛えており、並のラーメン屋よりもレベルが高い。後から知ったのですが、バターのトッピングもできるそうです。
ナイスなランチでした。座って1万円~という高価格焼き鳥には及ばないものの、1,350円という価格でここまでのクオリティを維持する当店に拍手。加えてあのラーメンのレベルの高さは尋常ではない。表参道の良心ここにあり。オススメです。
近くのお店(表参道)
- レフェルヴェソンス
- ラス(L'AS)
- ルメルシマン・オカモト
- ラチュレ(LATURE)
- ランス・ヤナギダテ
- & ecle(アンド エクレ)
- エトゥルスキ(Etruschi)
- タヒチ
- リストランテ・ヒロ
- TWO ROOMS
- ローブリュー
- ドンチッチョ
- ブノワ
- 太月
- シカダ
- CRISTA(クリスタ)
- バルバッコア・グリル
- 玉笑
- シターラ(SITAARA)
- TOKYO Whisky Library