朝食専門店であり、営業時間は6:00〜11:00と限定的。平日7時前にお邪魔したのですが既に半分の入りと人気の程が伺えます。
麺は8種類用意されており、どの麺も2,000チャット(約150円)均一。追加の揚げパンなどは500チャット(約30円)。
最初に供されるスープ。調味が薄く湯に毛が生えた程度の味わいであり、特に美味しくはありません。
エントリーナンバー1(数字は前述のメニュー表参照)、ナンジートゥ。うどんのようなライスヌードルの汁なし麺であり、味のついた鶏肉と卵、薬味などがトッピングされています。セルフで混ぜ混ぜし、タレを全体に絡めて一気に掻き込む。これが、旨い。程よい辛さに奥行きのあるタレの旨味、薬味の爽やかさ。麺のコシも堂に入っており、麺料理として世界レベルで一級品と評して良いでしょう。
パクチー、タマネギ、ライム(?)、茹でたモヤシなど、追加の薬味はフリーフロー。少しづつ加えて味わいに変化を持たせます。
エントリーナンバー8。店員が「一番人気だ」と胸を張る1皿。こちらは小麦の麺なのですが、平打ちの焼きそば的な麺であり、トマト風味のスープが爽やか。味付けにアジア特有の鬱陶しさはなく、上手くバランスの取れた調味です。
まだまだ食べれそうだったので、2人でもう2杯を注文。こちらはエントリーナンバー2。こちらも米麺なのですが、1番に比べると細くスパゲッティぐらいの直径です。卵白やあんかけのようなヌルっとした液体を混ぜ込むのに腰が引けてしまい、全体としては中くらいの味わいでした。
エントリーナンバー7。こちらは汁無しどころかタレすらも少なく、麺が部分的にカラっと揚がっており、スナックのような食感です。ズルズルというよりもパクパクという擬音語が似合う、そんな料理でした。
ここのところカレーや煮込みなどコッテリしていた料理が続いていたので、今回のような麺料理はスルスルと胃袋におさまり心地よい内臓インターバル。
ポーションは小さめなので、成人男子であれば2皿は余裕。何人かでお邪魔してたくさん注文し、色々とつつきあうのも良いかもしれません。なんてったって1杯150円なので、全種類制覇も夢ではない。オススメ!
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。
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