1F席と2F席があり、今回は後者へ。前菜はビュッフェスタイルで、メインのみを選択するという仕組みです。パークハイアットのニューヨークグリルのランチと同じ仕組みですね。メインはパスタ・魚・肉と幅広く、値段は2,200円~。
ビュッフェの前菜は野菜を中心に10品ほど。野菜推しの私としてはツボを押さえたラインナップで嬉しい限り。
ベースに葉物野菜を敷き、12時から時計回りにピクルス、サラミ、オムレツ、カポナータ、トマト。野菜は新鮮で味が濃く、上質に感じました。個人的にはカポナータのナスこんもり感が大好き。
腹が減っていたのでおかわりを。6時にあるのはチンゲン菜をニンニク風味に炒めたものであり、中華料理のようで面白い。9時の蒸し野菜たちはバーニャカウダソースで頂きます。
「本日のパスタはショートパスタのボロネーゼ」とだけ聞いていたのですが、期待以上に手の込んだ作品で嬉しくなる。巻貝のようにとぐろを巻いた凝縮感のあるパスタは茹で加減が完璧。もちもちわしゃわしゃと小麦の味に包まれます。肉は子羊でポルチーニと共にじっくりと煮込まれており、ソースとパスタが見事に組み合わさって女子十二楽坊のような一体感を見せてくれました。
デザートは桃のコンポートにバニラのアイス。バニラの風味が濃厚でリッチな味わい。
食後のお茶も色々選べて、私はエスプレッソを注文。混じりっけなしの一直線な味わいで文句なし。
以上、一通りを食べて2,200円。これは青山の奇跡と言っても過言はないでしょう。栄養満点の前菜を好きなだけ食べ、最高レベルのパスタを堪能し、スイーツとコーヒーまでゆったりと楽しんで2,200円。これは青山の奇跡と言っても過言はないでしょう。大事なことなので2回言いました。
サービス陣のレベルも高く、超高級ホテルのスタッフたちのように統率が取れており感じも良い。これは良いお店を見つけました。おすすめです。
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