フェニックス・シーガイア・リゾートの中央に位置する、九州一の高さ154mの43階建ての超高層ホテル。1994年10月31日にホテル・オーシャン45として開業しましたが、2002年にスターウッド・ホテル&リゾートの傘下に入りシェラトン・グランデ・オーシャンリゾートに改称しました。
私は2009年に滞在したことがあり素晴らしいホテルであったと印象付けられていたので、今回の宮崎旅行においては必ず訪れるべきスポットだったのです。前回はエグゼクティブフロアという名称だったと記憶しているのですが、時代の潮流に合わせてクラブフロアと呼称がが変わっていました。広さは50平米ほどでしょうか。
寝具が抜群に良いですね。自宅のベッドは10年近く使用しておりマットレスなどヘタりつつあるのですが、この手のホテルに滞在するとやはり寝具の重要性を再認識させられます。加えて2Fの「ピローギャラリー」では、自分にピッタリの枕をフィッティングし持ち帰ることができます。
鮮やかなマンゴー・イエロー色の壁紙はタイシルクで有名なジム・トンプソンのもの。その他の設備は標準的。色合いこそポップですが、その機能としては意外にそっけない。
窓からは大きな海と「フェニックスカントリークラブ」のコースを望むことができます。「フェニックスカントリークラブ」とは国内屈指の名ゴルフコース。「ダンロップフェニックストーナメント」の開催地としてテレビでもお馴染み。ちなみに写真右のソファはくるりんちょと回転し、景色を楽しむ角度でくつろぐことができます。
ミニバーの飲み物は無料で楽しむことができるのですが、エスプレッソマシンが無いのが残念。缶ビールやコーラなんて要らないからネスプレッソを置いて欲しい。
バスルームに入ります。バスタブとトイレが別なのは当然として、シャワーブースも別途設けられていました。
ちなみにボウル前のブラインドは上げることができ、歯を磨きながら室内ひいては屋外まで見渡すことができます。この工夫は開放的で地味に好き。
バスタブはあるにはあるのですが、当館には自慢の温泉「松泉宮」もあるため(後述)、使用する人は殆どいないのではなかろうか。これらにスペースが割かれるのは少しもったいないような気がしました。アメニティはタラソテラピーのトップブランド「タルゴジャポン」で統一。
トイレにはもちろんウォシュレット完備。手洗い場もトイレ内に設けられているのですが、蛇口はギュっと手のひらで掴んで捻るタイプなのが何か嫌だ。私は潔癖症の気があるのです。
クローゼットには滞在中に使用できるダウンジャケットやサンダル、作務衣などが用意されています。
共有設備に参ります。フィットネスクラブ「ジ・オーシャンクラブ」はクラブハウスのゲストは無料で利用できます。ホテルとしては珍しく25メートルの長さを確保したプールであり、しかも利用者は私ひとり。あまりの心地よさに水中でニヤついてむせてしまいました。
泳ぎ疲れればサマーベッド(?)でひと休み。半裸でホテル吹き抜けのアトリウムに出るという唯一無二の体験がここにある。
多くのスポーツ選手のキャンプを受け入れているだけあって、フィットネスルームも充実しています。
立派なスタジオがふたつもあり、マシン類もたっぷりありました。
シーズンは終わってしまいましたが、ステキな屋外プールも(写真は公式ウェブサイトより)。
前述しましたが、当館の最大の長所は温泉。地下1,000mの深さ、1千万年前の地層から湧き出ている塩化物強塩泉。温泉旅館でなくホテルにおいて、ここまで本格的なものを完備しているのは珍しい。
日向神話にちなんだちょっとエキゾチックな和の趣。9年前に訪れた際と全く同じ、最高に気持ちの良い時間を過ごすことができました(以上、写真は公式ウェブサイトより)
さあここからはお待ちかね、クラブラウンジでシャンパン・フリーフローの巻!
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