「生産者と生活者が互いを想い食と農をつうじて共感する」をコンセプトとする「みのりみのるプロジェクト」から生まれたフレンチレストラン。オーナーはJA全農(全国農業協同組合連合会)です。
店内は40席ほど。フレンチレストランと言っても非常にカジュアルなビストロ形式であり、ランチであれば1,000円代から楽しむことができます。平日であれば軒先でお弁当も販売中。
「わかってないなあ。みんな『まだまだ若いから選り取り見取りだね』とか気軽に言いますけど、結婚を前提としたお付き合いって、相手の歳も重要ですからね。いくらあたしが若くっても、男性側が30歳を過ぎてるとチェックメイト。真剣に付き合わざるを得ないんです。あたしだけ若くってもダメ」
ランチセットに付帯するスープ。まあ、普通のオマケスープです。
だから、慶應じゃない人、どう思います?大事なことなので彼女は二回訊ねる。私はあまり人間関係において学歴を重視しない方ですが(前妻は高卒だ)、ここまで真剣に聞かれれば率直な意見を述べざるを得ない。
偏差値トークは2chにお任せするとして、私からは少し違った視点を。地方のトップ大学を卒業し、その地域から出たことがない人は、東京のヤッピーたちと比べて価値観が異なることが多いような気がしています。
200円追加でセットのミニサラダを3倍量にできるとのことだったのでお願いしたのですが、思ったよりも多くありませんでした。野菜をウリにしているお店であれば、もう少し気前よく盛ってくれても良いと思うのだけれども。
例えば名古屋大学。体感として、愛知における名古屋大学のブランド力は、首都圏における東京大学のそれよりも強烈に思えます。私の名古屋出身の友人は、高校時代に名大A判定の秀才だったのですが、第一志望に同志社を挙げると、職員室に親が呼び出されました。また、街中の何でもないクリニックの看板に「名古屋大学卒」とデカデカと書かれていたりもします。
「メーダイって何?明治大学?ああ、名古屋大学ってのがあるんだ。なんで愛知大学じゃないんですか?」とか言おうものなら「野郎ども、やっちまえ!」の刑です。このように、地方における大学名、特にその地域トップの大学に対する思い入れの強さは、首都圏の人々のそれよりもかなり異なると感じる今日このごろ。
国産鶏もも肉のブラウンソース。肉はカットされていますが、取りまとめると200グラム近くあるのではなかろうか。1,200円のランチセットとしては極めて質の高い肉であり、付け合せの野菜やスパイスの効いたソースも美味。立地を考えると、これだけのクオリティの料理をこの価格で出せるのはすばらー。
「あたし、ガンガン押されると弱いんですよね。是非はともかく意識には残るじゃないですか?で、誘われた日時を全部断ったりすると、パタって連絡が途絶えたりする。そうなっちゃうと、あ~ゴメンゴメンゴメンって、こっちが気になり始めちゃう。結果的には是になることが多いかもしれません」
150円追加でカレーをつけることができる、という悪魔の囁きに抗うことができるうっかり注文。なるほどただのカレーではなく、種々多様なスパイスが用いられており決して家庭では創り出せない味です。ゴハンはイマイチですね。雑な炊き方で美味しくなく、また、ソースとライスのバランスの悪さも気になりました。
「一方で、あたしから追いかけるのは苦手ですね。連絡来ないな~、って何度もスマホを見たり、こっちが誘っても断られちゃうのって、精神的に辛いじゃないですか。だから、いくらその人のことを好きだったとしても、自分の精神衛生のために連絡絶っちゃうかも。他に優しくしてくれる男の子はいくらでもいるから、易きに流れちゃう。ガンガン押してくれる方に」
「いずれにせよ、付き合う人はアウトドアも都会も、どっちもこなせてほしいなあ。ひきこもりは論外だけど、だからといってずっとタンクトップでいられるのも辛くって、都会のデートもきちんとこなして欲しい」ちなみに私は石垣島でダイビングを楽しんだ翌日には都心のルーフトップバルコニーでシックなジャケットを身に纏いシャンパーニュを楽しんだりもします。これは彼女なりの告白なのかもしれない(←)。ガンガン押してみようかなあ。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。