肉とワイン bonanza(ボナンザ)/大門

大門駅すぐ。交差点から1本西に入った路地にある西洋料理店。時間が無かったため特に下調べはせず空席に飛びつきました。
店名はスペイン語で「豊富な鉱脈」「繁栄」「穏やかな海」などを意味し、転じて英語では「大当たり」「思いがけない幸運」の意でも使われるそうな。
12:15の入店で6割の入り。ランチタイムの全てのメニューにはサラダ、ライス、日替わりスープ、デザート、ドリンクバーが付きます。私は「温玉のせ特製賄いカレー900円」にハンバーグを+600円でトッピングしてもらいました。合計1,500円です。
座ってすぐに感じたのですが、オペレーションがイマイチですね。従業員は4~5人とそれなりに多いのに、中々どうして店内は回っていません。キッチンは割とのんびりしてるのに、ホールスタッフはひとりぼっちでてんてこまい。デシャップから客席への動線も悪く、見ているこっちがヒヤヒヤします。

衛生面でも難あり。お金を触った手、床に落ちているゴミを拾った手、人が食べた皿を下げた手で直接盛り付け(盛り直し)をしていました。私は液状の食べ物であり直接手に触れおりダメージ大。
サラダとスープ。これはまさにオマケですね。サラダは葉っぱがほんの数きれであり、スープは国内線ドリンクサービスのスープぐらいのレベルです。
メインディッシュが到着。決して不味いわけではありませんが、美味しくもありません。カレーソースはできあいのカレールウの域を出ず、ハンバーグも家庭料理と大差ありません。これで1,500円というのは高杉晋作。
デザートといってもシャトレーゼ級のものがほんの一口出るレベルであり、フランス人であれば「これはプチフールね。デセールは?」と問い合わせることでしょう。

味は普通、費用対効果は悪い、衛生意識に難ありと、非常に残念なお店でした。やはりお客さんは正直。大門の正午あたりはどの飲食店にも行列が生じているのですが、当店に限っては空いている理由がよくわかりました。


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