丸の内永楽ビルディングの1F。オフィスビルではありますが入口は外側からのみなので、独立した店舗のような印象です。テラス席も広々としており、まさにフランスのビストロといった風情。
ランチは千円強～。私はメニューには載っておらず口頭で伝えられた数量限定の「フォアグラ入りハンバーグ」を注文。
自動的に付帯するスープ。おそらくヴィシソワーズであり、ジャガイモの甘味と出汁の旨味が調和しておりかなり旨い。旨いだけに量が少ないのが悔やまれる。
他方、セットのサラダは結構な量があります。葉物野菜主体であり、酸味が支配的な自家製ドレッシングが実に爽やか。サラダランチのようなものもあったので、それだけ注文しても充分に満足できそうな味覚です。
一方で、パンはびっくりするほど美味しくなかった。注文ごとにしっかりと温め直されているのにこの不味さはなんなのでしょう。ボソボソと水分が抜けきっており私は苦手です。
フォアグラ入りハンバーガー。想像の斜め上を行く形状に驚き。サイズも中々のものであり、硬式野球のボールほどの大きさがあります。
2つに割る。なるほどフォアグラの量はそれほど多くはありませんが、ハンバーグにコクを与えるには充分な量です。肉そのものも結構美味しく、立地と食材、ボリュームを考えると1,350円という価格設定は極めてリーズナブル。
デザートもつく、とのことで期待していたのですが、バナナのパウンドケーキがほんの一口出されただけでした。これにはガッカリ。あまりデザートあるよアピールするのではなく、何も言わずにオマケで付いてきたと錯覚させる戦法のほうが客の精神衛生上良いでしょう。
コーヒーはおそらく淹れおきであり、中くらいの味わいですが、この支払い金額なのだから文句は言うまい。
繰り返しにはなりますが（写真は食べログ公式写真より）、この価格設定でこれだけのセットを出せるのはすばらー。オペレーションも悪くなく、好きになるには充分です。今度は夜にアラカルトで来ようっと。
関連記事
「好きな料理のジャンルは？」と問われると、すぐさまフレンチと答えます。フレンチにも色々ありますが、私の好きな方向性は下記の通り。あなたがこれらの店が好きであれば、当ブログはあなたの店探しの一助となるでしょう。
日本フレンチ界の巨匠、井上シェフの哲学書。日本でのフレンチの歴史やフランスでの修行の大変さなど興味深いエピソードがたくさん。登場する料理に係る表現も秀逸。ヨダレが出てきます。フランス料理を愛する方、必読の書。
