大門・浜松町エリアの路地裏にある雑居ビル2F。知っている人でないと、入場するに中々に勇気を要するアプローチです。
カウンター8席テーブル7席の小さいお店。「赤坂の老舗洋食屋で修行したシェフが創り出す数々の洋食。日本の洋食を割烹スタイルで目の前で粋に仕上げます」とのことで、なるほど提供する料理は洋風であるものの、肩肘張らない気軽な雰囲気があります。女性ひとり客もたくさんいる。
ランチは日替わり一品メニュー40食一本勝負。この日は「ノブ風カツ丼(赤だし付き)900円」 でした。ビフテキ丼やカニクリームコロッケ、フォアグラ丼などランチながら豪華な食材で勝負する日も見え隠れし、通い詰めたくなる楽しさがあります。
ノブ風カツ丼の到着。入店後に調理着手するため、供出までに5～10分の時間を要します。プラス200円でスモーク明太子のタラモサラダが付けられるとのことでしたが、数量限定であり1時近くでの入店だったため、残念ながら売り切れ。
赤だしの味は一般的な定食屋のそれと同等です。具材がほんのちょびっとしか入っていなかったのが残念。
メインのノブ風カツ丼。豚ロース肉をサクっとした衣で高温かつじっくりめに揚げています。ソースはピリ辛のケチャップ系のソース（カクテルソース？）なのですが、若干調味が薄いような気が。しかしながらゴハンとキャベツにたっぷりのタレが混ぜ込まれているので、カツとゴハンを一緒に頬張れば結果としてしっくり来る味覚でした。
ところで、シェフとマダムの雰囲気がすごくいいですね（写真は公式ウェブサイトより）。シェフは調理で大忙しなのに、絶えず柔和な笑みを湛えており、マダムはそれに輪をかけて感じの良い応対。これはディナーで訪れても気持ちのよい時間を過ごすこともできそうです。サイズ的に貸切もできそうなので、今度ここでパーティしてみようかしらん。
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