ちなみにミッドランド(Midland)とは「中部地方」の意味で、中部地方で最もノッポなビルであり最頂部は247メートル。日本国内では第7位の高さですこれ豆な。
私は予約をしていたのですぐに入店することができましたが、開店時間の数分後には100近くある座席を全て埋まり、待ち行列まで生じていました。平日11時だというのにとんでもない集客力です。
前菜としてヴィシソワーズ。冷たいポロネギ風味のジャガイモのポタージュです。ジャガイモのザラっとした食感にバターのコクが相まって、冷製じゃがばたのような風味を楽しむことができました。
ちなみにこの料理をフランス語で厳密に定義するとCrème Vichyssoise Glacée(ヴィシー風冷製クリームスープ)であり、ニューヨークのザ・リッツ・カールトンのシェフ、ルイ・ディア(Louis Diat)が考案した料理と言われています。彼がフランスのヴィシー出身だったため、ヴィシソワーズ。
サラダは普通ですね。ランチセットに自動的についてくるグリーンサラダの味です。
パンも中くらいといったところ。税サ込1,580円ということを考えればこんなものでしょう。
選択したメインは豚肉の炭火焼き。200グラムはあろう特大サイズ。炭の香りが食欲をそそり、肉質も中々のものです。決して大味というわけではなく、脂身はあるものの決していやな感じはせず、甘味さえ感じるほどの品の良さです。塩だけで食べてもいいし、トマトソースで食べてもいい。付け合せの野菜もグッド。
食後にはコーヒーまで出ます。立地を考えればこれで1,580円は奇跡。もうプラス1,000円だっとしても勝負できるレベルでしょう。調理も素材に忠実であり、こねくりまわすことなく素直に美味しい。もちろん大規模店で作者不詳な面はありますが、それはそういうコンセプトのお店だと納得するしかありません。夜にじっくり来てみたくなりました。
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- ビストロ ダイア/新栄町 ←ランチの前菜盛り合わせが圧巻。
- アンティカ オステリア バーチョ ←堂に入ったトスカーナ料理。
- シクラメンテ(Siculamente)/上前津 ←コース料理は5,000円ポッキリと、この質と量を考えれば抜群の費用対効果。
- トラットリア トペ/新栄町 ←これだけ食べて税サ込3,300円見事な費用対効果。
- うどんの千/伏見 ←讃岐をぶっちぎって日本一好きなうどん。
食通たちが鰻の魅力とこだわりを語り尽くす一冊。よしもとばなな、沢木耕太郎、さくらももこ、椎名誠、村上龍、村上春樹、島田雅彦、五木寛之、遠藤周作、群ようこ、などなど最強の布陣が送るアンソロジー。