シンプルながらセンスの良いロビー。フロントでは当然のように英語が通じるので、旅慣れた方であれば困ることは何ひとつありません。
採光が良いのも雰囲気が明るくなっていいですね。エレベーターの扉が手動なのはご愛嬌。
部屋は35平米ほどと、期待していたよりも広いです。何より清潔で機能的なのが凄くいい。フランスのホテルとは思えないほどのクオリティの高さであり、日本の立派なシティホテルに比べても遜色ないレベルです。
窓を開けるとストラスブール駅ならびに駅前広場が一望できます。
ちなみにこのサッカー場のような駅舎、ガラス張りのファサードなのですが、その内側にはアルザス=ロレーヌ地方がドイツ帝国だった時期に作られた駅舎がすっぽりと鎮座しているのです。何とも豪快な歴史的建造物の保護作戦である。
閑話休題。バスルームも極めて清潔。お湯の出も良く、くどいようですがフランスのホテルとは思えないほどのクオリティの高さです。
クローゼットも金庫も完備。くどいようですがフランスのホテルとは思えないほどのクオリティの高さです。
普段、朝食は摂らない主義なのですが、込み料金、かつ、テラス席と言われれば覗いてみたくなるのが人情です。
フランス人の朝食はカフェオレをボウルいっぱいに、クロワッサンかバゲットのみと相場は決まっているのですが、当館のラインナップは外国人を意識してか、ハム・チーズ・卵・シリアルなど、朝食における代表選手がフルラインナップでした。
コーヒーだけ、と立ち寄っても、食材が充実していれば色々と食べたくなるのが人情。フレッシュチーズにクロワッサンが良かったです。ただし肝心のコーヒーとパン・オ・ショコラはイマイチであった。
いずれにせよ、今回のフランス旅行を始めるにあたり、幸先の良い出だしとなるホテルでした。これで1泊1部屋100ユーロはリーズナブル。1泊だけだから、と、あまり思い入れ無く予約したものの大当たり。ストラスブールに泊まる際に是非どうぞ。
「ミシュラン3ツ星を50年以上維持する3軒のレストランを巡る旅」目次
- vol.1~ストラスブール~
- vol.2~フランスの国技はストライキ~
- vol.3~コルマール~
- vol.4~ロアンヌ~
- vol.5~リヨン~
- Parc Disneyland(ディズニーランド・パーク)
- Parc Walt Disney Studios(ウォルト・ディズニー・スタジオ・パーク)
- 日本の男は皆ロリコン。フランスと日本のレストランを比較して抱いた違和感について。
「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。
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